2023年5月15日 (月)

信濃追分/堀辰雄

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【信濃追分/堀辰雄】        画像クリック拡大

(堀辰雄 著 『大和路・信濃路』 より )
 ……そんな笹むらのなかの何でもない石仏だが、その村でひと夏を過ごしているうちに、いつかその石仏のあるあたりが、それまで一度もそういったものに心を寄せたことのない私にも、その村での散歩の愉しみのひとつになった。ときどきそこいらの路傍から採ってきたような可憐な草花が二つ三つその前に供えられてあることがある。 村の子供らのいたずららしい。 が、そんなのではない、もうすこしちゃんとした花が供えられ、お線香なども上がっていたことも、その夏のあいだに二三度あった。

(14 May 2023  長野県北佐久郡軽井沢町追分 泉洞禅寺)

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2023年4月22日 (土)

牡丹

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【牡丹/家内の庭】         画像クリック(拡大)

 「牡丹が咲きましたよ」と家内。 四十年ほど前、家を建てた時に義父が植えてくれた牡丹です。 亡くなって二十一年、毎年咲く庭の牡丹に、実直で穏やかであった義父のことを思い起こすのです。 

(22 April 2023  長野県小諸市 自宅庭)

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                     → 石楠花/家内の庭

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2023年4月18日 (火)

石楠花 (シャクナゲ)

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【石楠花/家内の庭】        画像クリック拡大

 四月になりますと、庭に石楠花の花が咲きます。 四十年ほど前、次兄から貰った石楠花です。 冬を越したつややかな緑の葉に、薄紅色の花。 家内が庭の手入れを始めています。

(16 April 2023  長野県小諸市 自宅庭)

こちらのブログ記事もどうぞ → キャットミント/家内の庭

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2023年3月22日 (水)

ヨピさんの水彩画

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 ― 静物 (花) ―   Yopi   2023

 ヨピさんが情感豊かに描く水彩画。 昨日 「第23回 国際水彩画交流展」 に入選しましたとメールがありました。 うれしいことに私のブログ写真を題材にした作品で 「風鈴(Wind bell)」 とのことでした。 後日このブログでご紹介したいと思います。
     

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 『ヨピさんの水彩画集第2集 』  に次の二作品が加わりました。
   ・作品52  静物(花)  ・作品51  水温む
画集は、右欄 ダイジェストの 「 ヨピさんの水彩画・第1集、第2集」 から開くこともできます

 ヨピさんのブログはこちら →   『ホッとひと息~♪』   

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2023年2月19日 (日)

魔女窯

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【魔女窯】             画像クリック拡大

 玄関の器が入れかわっていた。 最新作だと言っている。

(17 February 2013  長野県小諸市 自宅)

こちらのブログ記事もどうぞ → 魔女ベーカリー

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2023年2月11日 (土)

御牧ヶ原風景

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【御牧ヶ原風景】  小山敬三    F40

 洋画家小山敬三 (1897-1987 小諸市出身 文化勲章受章) がその雄渾な筆致で描いた御牧ヶ原の冬。 第二次世界大戦当時、小山敬三はフランス人の妻と共に戦災を逃れて、この御牧ヶ原に疎開したと伝えられています。
 正面には壮麗な紅浅間が、日差しのぬくもりを感じる茅葺の屋根。 家の前を真っすぐ延びる道は疎開の道であり、そして戦後へと続く道でありました。 昭和19年(1944)の作といわれています。
 拙ブログはこの御牧ヶ原をフィールドの一つにしています。 この油彩画についてもう少し調べてみたいと思った次第です。

(長野県小諸市 御牧ヶ原 ポストカード)

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2023年2月 1日 (水)

千曲川と浅間山

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【千曲川と浅間山】          画像クリック拡大

 橋のたもとですれ違った婦人はカメラを見て 「写真ですか、この橋の上からの浅間山が一番だと思うております」 と言った。 川岸の御馬寄の集落に嫁いでからずうっと、安らいのこの風景の中に生きてきたのだという。
  千曲川そして浅間山、清澄な信州佐久の風景が広がっていた。  

(31 January 2023  長野県佐久市 中山道御馬寄 中津橋にて)

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2023年1月30日 (月)

青鬼どん赤鬼どん

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【スミちゃんの青鬼どん赤鬼どん】  画像クリック拡大

 家内が、友人のスミちゃんから折り紙の 「青鬼どん赤鬼どん」 をいただいてきました。 なんだかやさしそうな鬼さんたちです。 中に千葉県産の落花生が入っておりました。 もうすぐ節分会そして立春ですね。 

(30 January 2023  長野県佐久市中込)

こちらのブログ記事もどうぞ → 芳文さんの布草履

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2023年1月17日 (火)

菩提寺

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【菩提寺】

 新年になると菩提寺のご住職が寺の御札を遠路お持ちくださる。 菩提寺と生家(共に旧小県郡)の関係は古く、四百年以上前にさかのぼると考えられており、代々親しくお付き合いをいただいてきたようである。 まことにありがたいことである。
 南無釈迦牟尼仏  ご住職への挨拶とともにこの一年の息災を願った。
 写真は「曹洞宗 令和五年 禅の暦」(撮影 磯谷英二)

(13 January 2023  長野県小諸市 自宅にて)

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2023年1月 2日 (月)

たたみ一畳

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【たたみ一畳】           画像クリック拡大

 「起きて半畳 寝て一畳」 人ひとりそれで十分、足るを知れということらしい。  ――ということで、家内に部屋の隅の一畳に追いやられてから久しい。 理由は散らかすからということなので、文句も言えず今日に至る。 婦唱夫随、平和である。  

(2 January 2023  長野県小諸市 自宅)

こちらのブログ記事もどうぞ → 方丈記(蒼山庵)

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