あの頃のあの山
【鹿島槍ヶ岳/遠見尾根より 1968】
五月、鹿島槍北壁を雪崩れる音が遠雷のように響いていた。
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かつて五月の連休になりますと、北アルプスを単独行したものでした。 写真は、五龍岳から派生する遠見尾根にあった山小屋で、小屋番の祖母と孫娘さんが登山者の面倒をよくみておりました。 連休といっても登山者は五、六人で、 小屋から上がる煙りが営業中のしるし、そんな時代でありました。 小屋の上方には白皚々、深い残雪に覆われた鹿島槍ヶ岳、五龍岳、唐松岳、白馬三山などの嶺々が連なっておりました。 遥かな山 ―― 五月の連休を前に、かつて独り雪山に向かった山行の日々を思い出した次第です。
現在、小屋があった辺りは開発されて、ゴンドラや何本ものリフトが通う一大リゾートスキー場 となっているとのことです。
(May 1968 長野県北安曇郡白馬村 遠見尾根)
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