しなの鉄道/浅間山麓
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深田久弥は著書 『日本百名山』 で、浅間山について冒頭に次のように書いています。
―― 私の郷里からの東京行きは信越線によった。夕方汽車に乗ると、軽井沢あたりでうっすらと夜が明ける。鋼鉄色をしたした大空に、ズングリと丸坊主の山が浮かんでいる。浅間山である。長い夜汽車の果て、最初に私を迎えてくれる自然がこの山であった。関東が近くなったな、という感じをこの時ほど新鮮に受けることはなかった。
記述のこの光景は、旧信越本線(現しなの鉄道)の御代田-信濃追分駅あたりと思われます。 浅間山麓を行く列車、高原風情をしみじみと感じさせる路線です。
(2 April 2019 長野県北佐久郡軽井沢町追分)
●こちらのブログ記事もご覧ください → 浅間山
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