【橋のある風景(広戸橋)】 画像クリック(拡大)
戦中戦後の鋼材不足を補うために、コンクリートを補強材として設計・架橋された 「鉄筋コンクリートロ―ゼ桁橋」 は、長野県に比較的多く残っているという。 千曲川水系の湯川に架かるこの広戸橋(昭和30年竣工)もその一つで、夏風景の中に、その黒ずんだコンクリートの橋梁は、大きな戦争のあった昭和という時代を物語っているかのようである。 橋の上流には、大正15年に運用開始したという小さな水力発電所があって、水車の回転音がかすかに聞こえている。
(31 July 2018 長野県北佐久郡御代田町広戸)
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