中山道小田井宿
【中山道小田井宿/姫の宿】 画像クリック(拡大)
岩村田宿と追分宿の間の比較的小さな宿場で、江戸時代の街道図会には 「 これより追分宿まで人家なし」 との記述があるという。 広重の浮世絵からも、この辺り一帯が浅間山火山灰地の草木の地であったことが窺える。
宿場の案内板には、大名や公家の奥方や息女、待女などが多く宿泊したことから「姫の宿」 と呼ばれているとある。 次の追分宿が多くの飯盛女(遊女)を抱えた遊興の地であったことから、追分宿をあえて避けたのではといわれている。
往時の風情を残す古い街道はゆるやかな坂道となって追分宿へと続いていた。
(30 July 2017 長野県北佐久郡御代田町小田井)
| 固定リンク
コメント