農の風景/代かき
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代かきは、水を張った水田の土を細かく砕いて平らにならす、田植えの準備作業です。 昭和30年代頃までは、木枠に鉄の歯を櫛歯状に埋め込んだ馬鍬(まんが)という農具を牛馬に牽かせて行っていました。 家々の田植えが終りに近づきますと、「馬鍬(まんが)洗いは済みやしたかい」、そんな挨拶が労いとともに交わされました。 「田植えが無事終って、馬鍬の泥を洗い流しましたか」 との意味です。
機械化が進み、今では代かき作業も田植え作業もまたたく間に終ります。 「馬鍬(まんが)洗い」 という、田植えの終了を告げる言葉は、その後も長く使われていたように記憶しておりますが、今も使われているのでしょうか。
(14 May 2017 長野県東御市 御牧原)
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