昆虫食
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近年、地球の食料危機に備えて 「昆虫食のすすめ」 と云った研究が行われているという。 信州人ならば即合点である。 良質なタンパク源が、それはもう、ごまんと飛びかっているようなものだから、利用しない手はない。
私自身、食したものと云えば、イナゴ、蜂の類いは言うに及ばず、蚕のサナギ、トノサマバッタ、ゲンゴロウなどなど、なかなかである。 南信州の天竜川流域では、清流に棲むトビゲラの幼虫ザザムシを捕えて食するという。 冬の風物詩にもなっているというから、これはもう試してみるほかない。
信州は日本一の長寿県で、中でも私が暮らす小諸佐久地方は長寿の地域として知られている。 海から遠く離れたこの地域はタンパク源に乏しいため、昆虫食にみられるように、食への関心が一際高かったことも、要因であるに違いない。 それに何といっても美味なのである。
玄関のチャイムが、ぴんぽ~んと鳴った。 「ちょっと時季遅れだったが、まあまあ~だったわい」 と、地蜂取り名人のH氏の笑顔。 大きな地蜂の巣をどんと置いていった。 これはなかなか手に入らない季節限定の高級食材といっていいだろう。 さて、これをどのように食するか、ご存知でない方はとくとお考えあれ。
(29 October 2016 長野県小諸市 自宅にて)
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