彩雨
【彩雨】
城址に静かに降る雨 季節の名残りのように一本のもみじ
島崎藤村は観察記録の中で、小諸の十一月を次のように記している。
< 十一月 >
木枯が吹いてきた。 梅、季、桜、銀杏なぞの霜葉は、その日一日で悉く落ちた。
そして、こゝに集まった落葉が風に吹かれては舞い揚った。 急に 山々の景色は
淋しく明るくなった。
参考文献 : 小諸市・竹沢書店発行 林 勇 著 『 浅間山と千曲川と小諸 』
(19 November 2011 長野県小諸市 小諸城址 懐古園にて)
●こちらの記事もどうぞ → 浅間山と小諸・島崎藤村
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