あの頃のカメラ、あの頃の写真
【あの頃のカメラ、あの頃の写真】
思いがけないことに、五十年ほど前に使っていたカメラが出てきました。 昭和35年(1960)年発売の 「オリンパス ペンS」 で、購入したのは昭和38年頃と思われます。 距離、絞り、シャッターなど設定はすべて手動式ですが、自分の感覚が頼りの撮影は楽しく、多くの山旅に携行した思い出深い一台です。
浅間山の写真はその一枚です。 裏書に「昭和38年(1963)7月21日、石尊山から天狗の露地への道で」 とあります。 登山道を離れて、膨大な砂礫の山肌を直登した記憶が懐かしくよみがえってきます。 森林限界を流れる白い霧、カメラワークは今より上手であったようにも思えてきます。
OLYMPUS-PEN シリーズは、その使い勝手の良さで時代を代表するカメラとして広く受け入れられました。その名は50年を経て現在のデジタルカメラへ引継がれています。 「オリンパス ペン E-P」 欲しいカメラの一台です。
(28 September 2011 長野県小諸市 自宅にて)
●こちらの記事もご覧ください → 古いカメラ(OLYMPUS-PEN FV)
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コメント
いつも楽しみに訪問しています。
【古いカメラ → 山岳写真 → 前穂高北尾根 → 北鎌尾根】
知らなかった蒼山庵さんに、また惹かれました。
投稿: 会津マッチャン | 2011年9月29日 (木) 21:40
会津マッチャン様
いつもご覧いただきましてほんとうにありがとうございます。
『エッセイ - 麗しの磐梯-』 たのしく拝見しております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします
信州は間もなく紅葉の季節…… 久しぶりに近くの山々を
歩いてみようかと思っております。
投稿: 蒼山庵 | 2011年9月29日 (木) 22:43