一篇の詩・田沢温泉
田沢温泉 田中冬二
機織虫が夜どほしないてゐました
青い蚊帳の上を 銀河がしらじらと
ながれてゐました
こぼれ湯が石に冷え
燈火に女の髪の毛のやうに
ほっそりと秋がゐました
・ 田中冬二(1894-1980) 信州抒情詩
「大門峠の見える村」 「峠の彼方に」 「小谷温泉」 「小春日」
(フォトスケッチ : 4 January 2007 長野県小県郡青木村 田沢温泉)
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田沢温泉 田中冬二
機織虫が夜どほしないてゐました
青い蚊帳の上を 銀河がしらじらと
ながれてゐました
こぼれ湯が石に冷え
燈火に女の髪の毛のやうに
ほっそりと秋がゐました
・ 田中冬二(1894-1980) 信州抒情詩
「大門峠の見える村」 「峠の彼方に」 「小谷温泉」 「小春日」
(フォトスケッチ : 4 January 2007 長野県小県郡青木村 田沢温泉)
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