霧ヶ峰高原にて
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高原に、風たちぬ ――
青き、アレキサンダー・シュライハーの空。
(29 August 2010 長野県諏訪市 霧ヶ峰高原グライダー滑空場)
●こちらの記事もご覧ください → 霧ヶ峰の春 (滑空訓練)
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高原に、風たちぬ ――
青き、アレキサンダー・シュライハーの空。
(29 August 2010 長野県諏訪市 霧ヶ峰高原グライダー滑空場)
●こちらの記事もご覧ください → 霧ヶ峰の春 (滑空訓練)
【スイッチバックの駅で】 JR篠ノ井線 姨捨駅舎 1934年
子供たちが駅舎を描いていた。 空が近く、天空への中間駅と言ったふうである。 入線してきた長野行の115系電車がゆっくりと本線に戻り、善光寺平の方角へ下って行ってしまうと、辺りはまた蝉しぐれにつつまれた。
(18 August 2010 長野県千曲市 JR篠ノ井線姨捨駅)
日蓮宗総本山身延山久遠寺。
杉木立の参道ですれちがった巡礼のグループ。 背に 南無妙法蓮華経、小学生
らしい小さな白装束の姿がありました。
(この国は) 言霊の幸はふ国と かたりつぎ いいつがひけり
(万葉集 山上憶良)
(25 August 2010 山梨県南巨摩郡 身延町)
童話 『猫とバイオリン』 より
「それは ”あし笛の踊り” だね」 と、言いますと
白ネコはすっかりよろこんで、大きな眼をパチパチさせたのでした。
(22 August 2010 長野県小諸市 御牧ヶ原にて)
【記憶に残る建物・嬬恋村】 旧農林省嬬恋馬鈴薯原原種農場本館 1952年
初めての土地で、印象深い建物に出遭うことがしばしばあります。
その多くは、既に主たる役割を終えていますが、かつて其処にあった人々の営み
や思いと云ったものが伝わってくる、そんな建物です。
(フォトスケッチ:August 2010 群馬県吾妻郡 嬬恋村 (独)種苗管理センター嬬恋農場)
【イエロー ビート】
1991年製 HONDA-BEAT。 2ndカー、3rdカーとして20年間、徹底したメン
テナンスで外観・機能・性能ともに最良の状態を保ってきたと云うから、甥の車好
きも相当なものである。
改修はされているが江戸期とも明治初期とも伝えられる旧い母屋と ビート。そ
の対比は何とも魅力的である。
(14 August 2010 長野県上田市 生家にて)
【 ゴ-ヤ 】
植物分類 : 双子葉植物網 ウリ目ウリ科ツルレイシ属
学 名 : Momordica charantia
和 名 : 蔓荔枝(ツルレイシ) ニガウリ (沖縄方言でゴ-ヤ-)
原産地 : 東南アジア
「こんなのができました」 ご近所の奥さんが見事なゴ-ヤを持ってきてくれました。
ゴ-ヤが沖縄に渡来したのは17世紀の頃で、健康野菜として長く食されてきたと
云います。
信州のスーパーマーケットで見かけるようになったのは10年ほど前だと思います
が、今では家庭の庭先や菜園などでも作られ、夏の日盛りに なじみ顔をしてぶら
下っていたりします。
(19 August 2010 長野県小諸市 自宅にて)
【蝶の飛び方】 アサギマダラ (Parantica sita niphonica)
(小学生の観察記録) 出典 : NHKラジオ深夜便
蝶の飛び方は
鳥や蜂とは違って見えます
―― 幸福そうです
(フォトスケッチ : 17 August 2010 長野県小諸市 高峰高原にて)
●こちらの記事もご覧下さい → アサギマダラ蝶 (沖縄県宮古島)
【ワインラベル 220×170mm】
生家にあった古い画集(観賞書画・昭和4年版)を開いていると、清酒ラベルが何枚か挿んであった。信州松本界隈のものである。さらに一枚、ワインラベルが出てきた。
この地方は、日本を代表する塩尻ワイン(桔梗ケ原ワイン)の産地である。 その歴史は古く、明治23年豊島理喜治によるブドウ栽培成功に始まるという。 昭和初期には大きな醸造場もできて、様々なワインが生まれるようになったという。
ラベルからは、そんな時代の人々の懸命さが伝わってきます。 ”純良無双 葡萄酒” の文言がいいですね。
(14 August 2010 長野県上田市 塩田平 生家にて)
【 絵葉書 】 画像・新聞(随筆) クリックで拡大
今日は終戦の日。 毎年この時期になると、異業種交流開発協同組合の仕事で一緒だった川上純夫さん(故人)のことを思い出します。 氏は古い郵便葉書や封書のコレクターであるとともに、地元紙に随筆を連載する優れた文筆家でもありました。
氏との交流の中で調査を託された一枚の絵葉書(写真)があります。 後にこの絵葉書は昭和11年11月1日から半月間にわたり東信濃、北信濃一円で行われた陸軍第十四師団の軍事演習であることが分かりました。 当時の信濃毎日新聞の見出しには 「師団演習乗込み第一陣、浅間山を背景に戦ひの幕開く、勇躍の宇都宮連隊」 とあります。 世界恐慌による不況と貧困、閉塞感から、市井の空気があの大戦争へと急速に傾いていった時代です。 安易な 同調という流れの中で、知らず知らずの内に変わっていく空気、その重さとそこに潜む危うさは今も変わらないものだとつくづく思うのでした。 合掌
(15 August 2010 長野県小諸市 自宅にて)
【ふるさとの山・独鈷山(とっこさん)】
霊場を求めて独鈷山の谷を巡った弘法大師は、 「九十九谷なり、もしも百谷あったならばここに寺を開いたものを」 と惜しみつつ、支峰の弘法山に独鈷(仏具)を埋めて立ち去ったと伝えられています。
「独鈷のみねそびえたつ」、「朝空高く……独鈷のみねがよんでいる」、「星かげ澄める独鈷山」、「みどりかがやく独鈷山」 ―― 小中学校の校歌や応援歌に親しみをもって歌われる峨々たる山嶺。 この地で育った人々の心の中に聳え続ける、ふるさとの山・独鈷山です。
(14 August 2010 長野県上田市手塚 塩田平にて)
【わにまっち】
にんき絵本わにわにしりーずでおなじみあのわにさんでざいんのわにまっち
どくしょのもりのてんらんかい「わにわに歴史伝」でどうぞ
(Photo. : 7 August 2010 長野県小諸市 御牧ヶ原 「茶房・読書の森」で)
尾崎喜八著 『 たてしなの歌(1934)』 より
(牧夫の言葉)
「 淋しいということは感じません。 淋しいと思うのは却って町中にいる時です。 若い者と二人で此処におって、牛や馬ばかり相手に暮らしていると、知らず識らずのうちに自然の賑やかさとか豊かさとかいう物を見ることを覚えて、本当の淋しさや単調などという感じは、却って町の生活にあるという気がしてきます 」
(Photo . 11 August 2009 長野県小県郡長和町 蓼科山麓の牧場)
【続・案山子】
散策に下りて行った南谷は一面、稲穂が出ておりました。 この夏の猛暑も稲
にとってはうれしい暑さのようです。 今年もきっと豊作でしょう。
Aさんがやって来て、案山子を立ててゆきました。 「女性の案山子の方が効き
目があるわい……」 と云っておりました。 ハリエンジュの梢でスズメたちが騒い
でいます。
(11 August 2010 長野県小諸市 自宅界隈)
●こちらの記事もご覧ください → 案山子(小諸市天池)
【 トマト 】
植物分類 : 双子葉植物網 ナス目 ナス科 ナス属 トマト
学 名 : Solanum lycopersicum L.1753
和 名 : 赤茄子 蕃茄 小金瓜 とまと
なんとまぁ見事な 650グラム/個 。
山浦○○子さん丹精の ” 完熟もぎたてトマト ”。 小諸大橋直売所の朝。
(1 Augusut 2010 長野県小諸市 小諸大橋農産物直売所)
【ネコはきらいだじょ~ Felis silvestris catus】
時折、この家に遊びにやってきますが、中の様子をよく確かめることにしています。 遊び相手の気のいいオジサンが住んでいますが、 「ネコはきらいだじょ~」 子年生れの怖い魔女がいるからです。
(7 August 2010 長野県小諸市 自宅にて)
● こちらもご覧ください → さすらいのジョン(ねこ)
【鍛冶屋の看板】
NHK 「世界ふれあい街歩き」 で紹介されたコッツウォルズの鍛冶屋を素材にス
ケッチしてみました。
かつて日本の農村、故郷の村にもあった鍛冶屋(農鍛冶)。 薄暗い作業場、職人
の息づかい、フイゴの音、コークスの炎と臭い、白赤色に熱せられた農具、槌音、
はじける火花、一瞬の焼入そして研ぎ。
―― 飽かず眺めた、小供だった頃。
(P.Drawing : August 2010 Sozan-an)
【蓼科の空 ・ カロリナポプラ (Populus caroliensis)】
農大の牧草地、枝を張る北米原産のカロリナポプラ、その先は蓼科の空。
清澄な青のひろがり、御牧ヶ原の夏。
(5 August 2010 長野県小諸市 御牧ヶ原 県立農業大学校にて)
【プロヴァンスのオリーブの木 (Olea europea)】
南仏の陽の光り、葉のそよぎ ―― ある化粧品メーカーの商品バッグにデザイ
ンされたプロヴァンス地方のオリーブの木。
彼の地の風光に、数々の名作を残した印象派の画家たち。
心ひかれる 「オリーブのある風景・1889年」 ―― ゴッホのそれは、畑も、銀
灰色のオリーブの木も、山も、空も、 やがて来る結末を暗示するかのようにゆら
いでいる。
(3 August 2010 長野県小諸市 自宅にて)
【雲間放電】
猛暑の夏、天気予報は次のように報じていた。
「本州付近は高気圧の圏内だが、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態は不安定。 県内は昼すぎまで晴れるが、夕方以降は所々で雨が降る。 雷を伴って強く降る所も 。 (8月2日 日本気象協会長野支店)」
―― 夜九時、天空を這う雲間放電あり。
(2 August 2010 長野県小諸市 自宅にて)
【八月一日】 北国街道・ 明治11年 明治天皇馬瀬口御小休所前
佐久地方に江戸中期・寛保年間から続くという風習、八月一日の墓参。
浅間山直下の高原の村 ―― 北国街道の小諸と追分の間宿であった
通りは、ムクゲの花が咲いていた。サルスベリの花が咲いていた。
(フォトスケッチ : 1 August 2010 長野県北佐久郡 御代田町 馬瀬口にて)
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