夕刻の庭で
【夕刻の庭で】
ビールもいいですが、オンザロックもいいですね。
氷の奏でる音 ――
どこかで夕立があったのか、すずやかな風がながれています。
(30 June 2010 長野県小諸市 自宅で)
【夕刻の庭で】
ビールもいいですが、オンザロックもいいですね。
氷の奏でる音 ――
どこかで夕立があったのか、すずやかな風がながれています。
(30 June 2010 長野県小諸市 自宅で)
【マタタビ (Actinidia polygama)】
腰をおろして一休みしている登山道で、ふと見上げた頭上の木々に、思わず
見入ることがあります。
破風高原・大池への道 ―― 小さな白花をつけたマタタビの緑です。
(25 June 2010 長野県須坂市 破風高原)
●こちらもご覧ください 「御牧ヶ原マップ」 ご案内
https://sozanan.cocolog-nifty.com/mount_/2010/07/post-193c.html
(長野県小諸市 御牧ヶ原)
【アザミ (Cirsium)】
いただいた鉢植えのアザミ が咲きました ――
信州の高原にアザミの花が目立つようになるのもこの時季からです。
(27 June 2010 長野県小諸市 自宅にて)
【白馬三山】 鑓ヶ岳 ・ 杓子岳 ・ 白馬岳
標高1600m、北信濃の高原は蓮華ツツジの花の盛りで、谷の方で不如帰が
啼いていた。 山々は晴れわたり残雪の白馬三山がよく見えた。
(フォトスケッチ : 25 June 2010 長野県須坂市 破風高原にて)
【六月の草はら ・ Equus asinus】
考えることなんか、何もありません ――
ひがな一日しあわせを食べつづけているようなものですから。
(20 June 2010 長野県小諸市 御牧ヶ原 読書の森にて)
【農大森 ・ 山林整備】
立木の間に、きれいに積まれたアカマツ ―― 。
この間、森の奥でチェーンソ―の音がしていましたが、これだったんですね。
(June 2010 長野県小諸市 御牧ヶ原にて)
【キバナノヤマオダマキ】
庭に咲くキバナノヤマオダマキに想う遠い日の夏。
八ヶ岳の稲子尾根で初めて見たのは、40年以上も前のこと。 いったい誰とどの山を目ざした時であったのか、その前後のことは思いだせないでいる。
(18 June 2010 長野県小諸市 自宅にて)
妙音観世音 梵音海潮音
(平成二十二年六月十二日 長野県飯山市 万仏岩参道にて)
もうずぅとここにいて
聴いている
風の音 波の音
否 観ている
風の始まりと終わり
波の始まりと終わり
始まりと終わりは
どちらが前をゆくか
詩 ルカ
【巣立ち・Parus major】
三段重ねの軽石ブロック。 雛の弱い力で、その狭くて深い垂直の穴から出てくることが、果たしてできるだろうかと思っていたが、 ”心配ご無用” 小さい爪をかけるようにして懸命に羽ばたきながら次々にあがってくる。
はじめて見る外の世界 ―― 七羽のシジュウカラが無事巣立っていった。
(16 June 2010 長野県小諸市 自宅庭で)
●こちらもご覧ください → 子育て Parus major
【村暮らし・かぶ】
ごみ収集所は100mほど先の栗の木の下。 ゴミを出しに行った家内が
キャリヤカートにたくさんのカブを積んで帰ってきた。 通り道の家のMさん
が待っていて載せてくれたという。
朝採りのみずみずしいカブ ―― 。 いつもながらの心遣いに感謝である。
(フォトスケッチ : 15 June 2010 長野県小諸市 自宅にて)
【阿弥陀堂だよりの村で】
そこから先は人里 ―― 阿弥陀堂からの道は、棚田の中の白い道となって集落の方へ下っていた。
(12 June 2010 長野県飯山市 福島集落)
●こちらもご覧ください → 阿弥陀堂だより
【唐沢ノ滝】
上信越高原国立公園の根子岳(2207m)を源流とする菅平高原・唐沢ノ滝。
瀑布は、梅雨入り前のやや水量を減らせた美しさの勝る姿をみせていた。
気象庁は、四国、中国、近畿、東海地方の梅雨入りを発表。14日は梅雨前線
がさらに東に進み、関東甲信地方も梅雨入りする見込みと報じている。
(Photo.:12 June 2010 長野県上田市 菅平高原 唐沢ノ滝)
映画 「阿弥陀堂だより」 より (おうめ婆さんの言葉)
雪が降ると山と里の堺がなくなり、どこも白一色になります。 山の奥にある御先祖様たちが住むあの世と、里のこの世の堺がなくなって、どちらがどちらだかわからなくなるのが冬です。
春、夏、秋、冬。
はっきりしてきた山と里との境が少しづつ消えてゆき、一年がめぐります。
人の一生とおなじなのだと、この歳にしてしみじみ気がつきました。
お盆になると亡くなった人たちが阿弥陀堂にたくさんやってきます。
迎え火を焚いてお迎えし、眠くなるまでお話しをします
話しているうちに、自分がこの世の者なのか、あの世の者なのか
分からなくなります。
もう少し若かった頃はこんなことはなかったのです。
恐くはありません。
夢のようで、このまま醒めなければいいと思ったりします。
(出典 : 映画 「阿弥陀堂だより」 公式HP)
(写真 : 平成二十二年六月十二日 長野県飯山市福島集落 ロケ地にて)
【レンゲツツジ (Rhododendron Japonicum)】
レンゲツツジが咲き始めた白樺の林。奥の方でアカゲラのドラミングが聴こえる。
(11 June 2010 長野県南佐久郡 八千穂高原)
【アリウム・ギガンチウム (Allium giganteum)】
新種の野菜かと思ったら、これは観賞用の花だと云う。
もっとも、別名「 花ねぎ 」 ともいうらしい。
(June 2010 長野県小諸市 ウオーキングコースの家で)
【白樺林】
やわらかな新緑、この白樺林を登りきれば、もう少しで美ヶ原熔岩台地の上に
出ます ―― 霧はもう上がっていることでしょう。
(Photo. : June 2009 長野県上田市 美ヶ原高原 白樺平)
●こちらもご覧ください → 美ヶ原溶岩台地
【子育て Parus major】
子育てに忙しいシジュウカラの夫婦。
軽石ブロックの小さな穴の奥深く、七つの雛がいます。
―― ほのぼのと、六月の朝のワンシーンです。
(8 June 2010 長野県小諸市 自宅庭にて)
●こちらもご覧ください → シジュウカラ (Parus major)
【春と修羅より】
雲の累帯構造のつぎ目から
一きれのぞく天の青 ――
宮沢賢治詩集 「春と修羅」より
(Photo. : 4 June 2010 長野県東御市 御牧原)
●こちらもご覧ください → 風の偏倚
【薔薇 (Rosa)】
「薔薇」 と書きますと どこか異端の匂いがする花になりますね
(フォトスケッチ : 6 June 2010 長野県小諸市 自宅庭にて)
●こちらもご覧ください → 六月はいっせいに花ひらく
【雨の参道で】
ふどう しゃか もんじゅ ふうげん じぞう みいろく やくし かんのん
せいし あぁみだ あぁしゅく だいにち こくぞう なむあみだぁぶつ
(遠い記憶の底で響く、大人たちの祈りの声 ――)
(写真 : 平成二十一年六月 長野県安曇野市 真言宗 栗尾山 満願寺)
●こちらもご覧ください → 六道輪廻
【 ある物語り 】
―― 秋も深まり、寒くなってきたので、じゃあ、私たち帰るね、じゃあねえ!
と、また山を下りながらたべたべあるきあるきしながら帰って来ますと、あの
懐かしい縦長の三つ窓が見えて来ました。
着いて、入り口から覗いてみますと、だぁれも いない様子です ――
( よだ すろうりぃ 『 ロバンチックな旅 』 より )
( フォトスケッチ : 31 May 2008 長野県小諸市 御牧ヶ原高原台地にて )
【シジュウカラ (Parus major)】
隣りの家と、隣りの家の猫が自由に行き来できるように、庭堺のフェンスを二尺ほど空けて通路にしている。 その通路を使ってすり抜けるようにいそがしく飛びまわるシジュウカラの夫婦。
フェンス脇に置いた軽石ブロックの、三段重ねの奥深く暗い穴の底で、小さきものの気配がある。
(2 June 2010 長野県小諸市 自宅にて)
●こちらもご覧ください → 小さな目
【ハリエンジュ (ニセアカシヤ)】 Robinia pseudo-acasia
六月はアカシヤの花 白き房花の先でヨシキリが鳴いている
(フォトスケッチ : 1 June 2010 長野県佐久市 千曲川河畔にて)
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