板壁の倉庫
【 板壁の倉庫 】
信州・御牧ヶ原の、浅間山を望む標高800mの丘に板壁の古い建物がある。 かつてそこにあった長野県御牧ヶ原修練農場の施設の一つで、満蒙開拓の入植訓練生ための食糧倉庫であったという。
満蒙開拓団のあの悲惨な歴史から65年余り、 現在 この建物を管理する長野県農業大学校研修部(小諸キャンパス)では、農業を志す人たちのための様々な研修が行われている。 広大な敷地の向うには今も変わらない東信州の美しい風景が広がっている。 倉庫に近い小高い山には二つの碑が立っていて往時を今に伝えている。
・羊霊供養塔 (昭和十一年二月 第一回修練生)
・弥栄神社碑 (昭和十七年 長期修了生一同)
(27 March 2010 長野県小諸市 御牧ヶ原 農大の丘で)
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