古寺の雪
古寺の雪 (信濃国 天台宗大法寺国宝三重塔)
古くは、東山道・浦野駅(うらののうまや)があったと伝えられる里。
雪降る里の南西、保福峠(1345m)にたつ万葉歌碑。
(信濃古歌/夫の旅の無事を願う妻の歌)
信濃路は今の墾道刈株に 足踏ましむな沓履け我が夫
(はりみちかりばね) (くつはけ) (せ)
万葉集(巻十四東歌)
信濃への道は拓かれたばかりなので、切り株で足を踏み抜きなさいますな。 ちゃんとした靴を履いて行ってくださいね、あなた。
(Photo.: 3 January 2006 長野県小県郡青木村 大法寺)
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