姫女苑 (Erigeron anuus)
【姫女苑 (Erigeron anuus)】
北アメリカからの帰化植物で、明治初期に伝わり、鉄道とともに日本全国に広が
ったという。 自動車などに付着して種が運ばれたのか、標高2000mに近い高地で
も見かけることがある。 田畑の土手などでも大いに繁殖し、農家にとっては目の敵
のような草である。 ビーバーなどで一気に刈り払われるが、いつの間にかまた咲
いている。
夏の野の白い花群 ―― 「姫女苑」という名や、「素朴で清楚」といった花言葉は
そんな生命力を知る前につけられたのかと思ったりもする。
(26 July 2009 長野県小諸市 自宅付近にて)
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コメント
モンキチョウが2頭、良い場面ですね。
ハルジオンやヒメジョンは「貧乏草」なんて
言われてますが、チョウたちが好むので
撮影対象には良いですね。
投稿: キョロ坊 | 2009年7月28日 (火) 17:48
キョロ坊様
「姫女苑」咲く草叢にキリギリスの声 …… そんな夏の日は、いつになるのでしょう。
依然、雨が続いています。
投稿: 蒼山庵 | 2009年7月28日 (火) 21:52