花芽
【花芽】
丘の大きな木が、シルバーグリーンに光る艶やかな花芽を付けていました。
―― ハクモクレンのようでもあり、コブシのようでもあり、早春の調べのよう
でもある、大きな花芽を付けていました。
(March 2009 長野県上田市 信州国際音楽村にて)
【花芽】
丘の大きな木が、シルバーグリーンに光る艶やかな花芽を付けていました。
―― ハクモクレンのようでもあり、コブシのようでもあり、早春の調べのよう
でもある、大きな花芽を付けていました。
(March 2009 長野県上田市 信州国際音楽村にて)
【千曲川堰堤にて (Eqretta)】
水ぬるむ水門堰堤、 一羽のシラサギが、静かに…… しずかに…… 川魚を
ねらっている。
(30 March 2009 長野県佐久市 杉ノ木・千曲川水門にて)
【雪中のクロッカス (Crocus vemus)】
寒気団が通過し雪模様です。 春が いったり きたり しています。
(27 March 2009 長野県小諸市 自宅にて)
【発電所のある風景(和田)】 中部電力・水沢発電所(千曲川水系)
最大出力1100KW 、 村の小さな水力発電所。
フランシス水車の回転音がかすかに聞こえてきます。
(March 2009 長野県小県郡 長和町・旧和田村にて)
●こちらの記事もどうぞ → 発電所のある風景(小諸市)
【続・フキノトウ (Petasites japonicus)】
食材を求めて、野にでる ―― いなか暮らしの贅沢です。
(March 2009 長野県小県郡 長和町・和田郷にて)
【若者たち】
La la, de
Sing us a
Sing us a
「 読書の森 」 のM嬢のピアノ伴奏で、 ビリー・ジョエルの 『 ピアノマン 』 を歌う
高校生のマーク君。
M嬢はもう直ぐ京都の大学へ進みます。 マーク君は17歳、先頃 オーストラリア
西部の街パースからやってきた交換留学生です。
進学祝&ウェルカムパーティー、 伸びやかなピアノの旋律と歌声 ―― 二人の
若者の青春が交差した、御牧ヶ原の春です。
(20 March 2009 長野県小諸市 御牧ヶ原.「茶房 読書の森」にて)
【山は浅間山】
小諸に赴任した島崎藤村は、風土の観察記録の中に次のような一節を残しています。
山は 浅間山
川は 千曲川
旅のものは 教師
(参考文献 林 勇 編著 『浅間山と千曲川と小諸』)
東信濃の自然のなかに自分を見いだした島崎藤村 ―― それはやがて、山国に暮らす人々の、自然と人生を描いた 『 千曲川のスケッチ 』 へとつながっていきます。
(フォトスケッチ : 20 March 2009 長野県小諸市 自宅からの浅間山)
●関連記事 : こちらもどうぞ → 浅間山と小諸・島崎藤村
秋間梅林をいく
(16 March 2009 群馬県安中市 秋間梅林にて)
音なりやまず
漣のよう次へ次へ続く
見たことの無い虹の端
こわごわのせたつま先を包む
そのまま儚さに入り込むと
聞こえる明日の声
美しく清々しく魂の音
(17 March 2009 詩 ルカ)
【椿 (Camellia japonica)】
しずけさは花椿、 「一輪挿しにしてみたい」 と家内が云っておりましたが、
冬の気候が厳しすぎるのか、信州・佐久地方では見かけることがありません。
(Photo. : 16 March 2009 群馬県安中市 秋間にて)
【ネギ (Allium fistulosum)】
JAの直売所で買ってきたというネギ20本、 みな浅き春のいろ。
(15 March 2009 長野県小諸市 自宅にて)
【発電所のある風景 (小諸)】
千曲川水系の上田小県、佐久地方には、大小26もの水力発電所がありますが、これらはすべて、明治44年から昭和13年にかけて作られたとのことです。 私の生家(上田市塩田平)に電燈がついたのも丁度その頃で、大正8年11月と伝えられています。
写真は小諸懐古園下の、この地方で最大の発電所(最大出力16200KW)ですが、多くは700KW前後のかわいい発電所というのも、この水系の特徴です。 信州の急峻な山斜面を落ちる水圧管、川の畔に立つ発電所の建屋は往時のものも多く、深い自然の中でどこかノスタルジックな景観を容つくっています。
(1 March 2009 長野県小諸市 東京電力小諸発電所)
●こちらの記事もどうぞ → 発電所のある風景(平穏第一発電所)
【お稲荷さんへの参道で】
商売繁盛 学業成就 五穀豊穣 家内安全 厄除 天下泰平 etc .
信濃国 鼻顔稲荷大神 ―― なんだか 元気がでてきそうな参道ですね
(フォトスケッチ : 平成二十一年三月 長野県佐久市 鼻顔 (はなづら) 稲荷神社)
●関連記事 : こちらもどうぞ → 狐 (きつね)
石楠花 (Rhododendron spp.) 227×158 mm
深山に見たアズマシャクナゲ 家内の父 未完の油彩
(Photo. : 10 March 2009 長野県小諸市 自宅にて)
【春の訪れ・Phoenicurus ochruros】
冬の間 庭に来ていたジョウビタキが、いつの間にか姿を見せなくなった。
―― 春の訪れである。
(Photo. : February 2009 長野県小諸市 自宅にて)
【壁画】
デジタルカメラの性能というのは全くたいしたものです。 聖堂内の写真に写った
薄暗い闇を徐々に取り除いていきましたら、全面を金色の文様で覆い尽くした、ま
るで空白を怖れたかのような大壁画が浮び出てきました。 中欧の人々の為せる
業、日本の障壁画とは対照的ですね。
(Dec.2007 HU マーチャーシュ教会)
【旅立ちの季節】
「 おさわがせしましたが 京都の大学へ進むことになりました 」 美術系の大学を
目指していた" 読書の森のM嬢 " から近況メールがありました。
今日は卒業式、元気いっぱいの三年間であったようです。
旅立ちの季節です ―― 近くの駅に卒業式の帰りらしい高校生の姿がありました。
(7 March 2009 長野県小諸市)
宮沢賢治 詩 『 十一月三日(雨ニモマケズ) 』 より
―――
東二病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南二死二サウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイイトイヒ
北二ケンクァヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
(Photo.. : March 2009 長野県小諸市 御牧ヶ原・読書の森 にて)
【鼻顔稲荷神社】
投げ入れた白銅貨がお賽銭箱の底で
「カラコロ チャリ~ン」 と鳴りました
―― すると
銭こは いらぬ
願いは なんじゃ
油揚げ 欲しな
いなりずし 欲しな
囁くように歌う声が聞こえてきたのです
(平成二十一年三月 長野県佐久市 鼻顔稲荷神社にて)
●こちらのブログ記事もご覧ください → 蒼山庵ブログ展(作品集)
【お雛さまの通り】
お雛さま祭り ( お人形さんめぐり ) が開かれている北国街道小諸宿。
旧い商家に伝わるというお雛さまが、平成の通りを静かに見守っておりました。
(March 2009 長野県小諸市 北国街道小諸宿 本町の通りにて)
●関連ホームページをどうぞ → 小諸市北国街道ほんまち町屋館ホームページ
【オオイヌノフグリ (Veronica persica)】
三月。 春が遅い信州でも、日あたりにオオイヌノフグリの花群れが見られるようになります。 卒業式、卒園式、転勤。 三月はまたお別れの月でもあります。 清々しい空色の小さな花、花言葉は 「信頼」 です。
(フォトスケッチ 1 March 2009 長野県小諸市 大杭橋への道で)
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