小諸の四季
【小諸の四季】
島崎藤村は風光の観察記録の中で、小諸の四季を次のように記しています。
おそらくは、東京の尺度で解りやすく説明すればということでしょう。
小諸の四季は四月・五月を春とし、六月・七月・八月を夏とし、九月・十月を秋と
し、十一月より翌年三月までを冬とすべし。
冬季は五ヶ月の長きに渡るなり。 春は都より遅きこと一月にして、梅花漸く四月
に開き、秋は都より早きこと一月にして、霜葉既に十月に紅なり。 十月の二十三
日には初霜野辺に至り、十一月の七日には初雪浅間にかゝりぬ。
参考文献 : 小諸市・竹沢書店発行 林 勇 著 『 浅間山と千曲川と小諸 』
一月末、徐々に明るさを増す日射しに春待つ心が段々強くなっていきます。 いち
早く感じる春への気配や、秋から冬への季節の移ろいなど、この地なりの季節感と
云ったものがありますから、小諸の冬はやはり十二月・一月・二月ということになり
そうです。このブログではもっと短いかもしれません。
(22 January 2009 長野県小諸市 古城址・三ノ門)
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