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2008年9月27日 (土)

狼森暮色

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                 狼森暮色 …  光彩流れ、やがてすべてを闇が支配します。

             (September 2008 長野県小諸市 御牧ヶ原・読書の森界隈)

やがて一色に塗り込められたが
たしかに輝いていた
その胡粉のような白も
露草の青も
鴇の朱も
漆黒のしたで息づいている
すべてを含むから深い
すべてを包むから優しい
すべてを受け入れるから強い

(28 Sept. 2008  ルカ)

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コメント

なんて綺麗な夕焼けでしょう。
夕焼けにも色々な、色があるのですね。
素敵な写真を見るのが楽しみです。

投稿: れいこ | 2008年9月28日 (日) 08:12

れいこ様
西方は、はるか北アルプスの山嶺まで続く広大な佐久の空ですから、特にこの季節はそれはそれは綺麗な夕空が見られます。日没後、半時間ほど経った頃に、暗くなった空が4、5分間輝くことがありますが、そんな一瞬です。 雲の高さや厚さ、重なりぐあいよって不思議な色合いをみせます。佐久平の自然の深さを改めて感じるこの頃です。  

投稿: 蒼山庵 | 2008年9月28日 (日) 10:39

やがて一色に塗り込められたが
たしかに輝いていた
その胡粉のような白も
露草の青も
鴇の朱も
漆黒のしたで息づいている
すべてを含むから深い
すべてを包むから優しい
すべてを受け入れるから強い

投稿: ルカ | 2008年9月28日 (日) 11:12

ルカ様
いつもすばらしい詩をお寄せいただきましてありがとうございます。 いつも想い新たに読ませていただいております 

投稿: 蒼山庵 | 2008年9月28日 (日) 12:06

ご案内いただいたもう一本のクルミの木からこの雄大なドラマを眺めていました。鹿島槍の上まで染まっていました。
ラッキーな一期一会でした。

投稿: ヘンゼル | 2008年9月28日 (日) 22:46

ヘンゼル様
予想外の展開でした。農大の森を出たところでこのドラマに遭遇しました。 美ヶ原高原の上空で輝きだした光彩の帯は徐々に北西方向に広がって鹿島槍まで達し、やがて闇に消えました。

投稿: 蒼山庵 | 2008年9月28日 (日) 23:30

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