御牧ヶ原
【御牧ヶ原】
郷土出版社発行 井出孫六著 『 新・千曲川のスケッチ 』
「御牧ヶ原の四郎大池」 の章より
池の畔にあったはずの叔父の自ら建てた家は跡形もなくなっている。 堰堤から
は、真正面に噴煙をあげる浅間山の全容が千曲川の峡谷をへだてて目に入る。
浅間の容姿は御牧ヶ原からを随一とするとぼくは思った。
―― 叔父四郎が五十八歳というさして長くない全生涯をこの台地の溜池掘り
に捧げたロマンの一端を、ぼくはこの雄大な風光のなかに発見して、しばし時のす
ぎるのを忘れて堰堤に立ち尽した。
●関連記事 : こちらもご覧ください → 開 拓 (御牧ヶ原)
(フォトスケッチ:平成20年4月27日 長野県小諸市 御牧ヶ原・茶房「読書の森」)
空は知ってる
何をがむしゃらにやっていたか
水はわかってる
誰がここに導いてくれたか
土は覚えてる
自分が何を支えてきたか
山は
山はじっと見ている
どう始まりどう続きどう終わるか
(27 April 2008 ルカ)
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空は知ってる
何をがむしゃらにやっていたか
水はわかってる
誰がここに導いてくれたか
土は覚えてる
自分が何を支えてきたか
山は
山はじっと見ている
どう始まりどう続きどう終わるか
投稿: ルカ | 2008年4月28日 (月) 06:35