道 標
【道 標】
草津の湯へ十三里。 宿場通りに 「草津道」 と記された道標があって、いかにも
古いといった道が、吾妻の山の方へ続いていた。
(平成20年3月 群馬県渋川市 沼田街道・白井宿にて)
【ふるさと鉄道 (上田電鉄・別所線)】
面壁に、ライトグリーンで NAKASHIODA STATION の文字。 無人駅の待合室は
掃除がゆきとどき、イスにはふかふかの座布団が置かれています。
走る電車も沿線の風景も随分変わったけれど、人々の思いに支えられ今日も走
る、ふるさと鉄道 「上田電鉄・別所線」 です。
上田電鉄・別所線 : 上田市街と塩田平・別所温泉を結ぶ、全長11.6km の単
線鉄道。 高校時代の通学路線でした。
(平成20年3月30日 長野県上田市 塩田平・中塩田駅にて)
【高原の牧場】
牧草地に置かれた JOHN DEERE の新しいトラクター、春の作業の始まりで
す。 御牧ヶ原・高原台地、牛飼いの家族が営む牧場です。
(22 March 2008 長野県東御市 御牧ヶ原にて)
【早春の花・ミモザ(Acasia decurrens)】
花言葉は友情、明るくそして優しく春を告げる花、ミモザです。
(平成20年3月23日 群馬県渋川市 日本シャンソン館)
『 星の牧場 』 庄野英二 著
上田染谷丘高校図書館教材版 1965年発行
解 説 北原明文
印刷・図案 上田市南天神町 三木孔版
「音楽と絵画と詩との間にあるもの、童話はちょうどそれにあたるような気がするのです」 北原先生は著者の言葉を引用して、すぐれた童話が持つ内面の深みを解説しています。
今から40年ほど前、当時、女子高の文学班に所属していた妹が、顧問の北原先生の指導で学校教材として作ったと云って送ってくれた一冊、 庄野英二著 『 星の牧場 』 です。 (関連記事 : 星の牧場 文学碑)
(平成20年3月25日 長野県小諸市 蒼山庵)
ほしのかけらはカナシイの
きらりきらとカナシイの
でもみつけたのうでのなか
ここでおひかりあんしんおし
きららりら
きららりら
うれしいわたしは
カナシイあなたに
ちいさいあかりともすかな
(27 March 2008 詩 ルカ)
【紅梅 (Prunus mume)】
洋館の、モネの庭園をモデルにしたという一隅に、梅の古木が花を咲かせていた。
(23 March 2008 群馬県渋川市 日本シャンソン館にて)
【続 ・ 雉 (Phasianus versicolor)】
隣の林檎畑で、剪定作業が始まった。
冬の間、境の生垣を栖にしていた雉が、裏の林の方へ引っ越していった。
(March 2008 長野県小諸市 自宅にて)
【福寿草 (Adonis amurensis)】
今年の冬は、雪降ることが随分多かったように思います。
残り雪が消えた庭隅に一輪、福寿草が金色の輝きをみせています。
(平成20年3月17日 長野県小諸市 自宅にて)
【信州大学繊維学部講堂 (旧上田蚕糸専門学校講堂)】 国登録有形文化財
産学官連携の関係で久しぶりに訪れた信大繊維学部。 研究会などで随分お世
話になった学部でもあります。 ナノテク高機能ファイバーなど、世界最高水準の
研究が進む学内。 新たな研究接点が見つかれば、うれしいなと思っています。
(平成20年3月19日 長野県上田市 信大繊維学部キャンパスにて)
【丸ポストのある風景・長野県小諸市市町】
旧い町通りに、偶には手紙をしたため、投函したくなるような、そんな丸ポストが
あります。
(Photo. : March '06 長野県小諸市 北国街道にて)
【白 梅】
その品格において、くらぶるもののない白梅。 生家の古井戸の脇に古木があって、透きとおるような花をつけていたのを思い出します。
(写真. : 平成20年3月16日 群馬県安中市 山里の農家で)
【秋間梅林・Prunus mume】
春が待ちきれなくて、峠 (碓氷峠) を越え、下りていった上州安中の郷。
花の山里に、和やかな声行き交う。
(平成20年3月16日 群馬県安中市 秋間梅林にて)
【朴 葉】
雪が融けた森に 秋の容のままに朴葉がおちている
梢にひろがる空は 方解石の色
(三月 長野県小諸市 御牧ヶ原 農大の森にて)
ふしぎなの
ちっともさむかなかったし
ちっともこわかなかったの
ゆめみてたの
ゆめみてたの
だけどゆめじゃあなかった
手つないでてくれてありがとう
(16 March 2008 ルカ)
【山の牧場・三月】
淡く、けぶるような枝を空に向かってひろげる白樺。
三月 … 海抜1600m、山の牧場に春への讃歌が聴こえはじめる。
(25 March '02 長野県上田市 菅平牧場にて)
【マグカップ】
30年余り同じ絵柄のマグカップを使っていましたが、ついに姿が見えなくなりました。 家内の話しですと、カップが勝手に宙を舞って落っこちるのを何回か見たそうです!? ふしぎです。
(Photo.: 25 July 2005 長野県小諸市 自宅)
曲名・作詞者・作曲者不明 (作譜 : 平成20年3月7日 蒼山庵)
【父のうたった歌】
じゅなん 田んぼの わら束 ほした
かくれんぼ するので ならべて ほした
父のうたった歌 …… 父は長く小学校の教職にありましたが、音楽教育がまだ
十分でない時代に育ったせいでしょうか、音楽は随分不得手でありました。
授業は同僚の先生にお願いしていたくらいですし、歌うこともなかった父でしたが
小さい頃に子守唄のように歌ってくれた、ただ一つの歌があります。
低い声でゆったりと …… その短い曲の前後に続きがあるのかどうかは分かり
ませんが、遠い記憶の中から音を拾って楽譜にしてみました。
考えてみますと、父から聴いた以外、またこれと似た曲も今まで全く聴いたことは
ありません。 郷愁を誘う、わらべ歌のようなこの歌は何という歌で、父はいったい
どこで覚え歌うようになったのでしょう。 何か、格別な想いがあったようにも思えて
くるのでした。 戦時に駐留したことのある、宇都宮、中国大陸、セレべス島(旧オ
ランダ領)の何れかに伝わる調べ、あるいは兵隊さんが歌っていた地方の歌、ある
いは先生方の作曲活動から生まれた歌といったことが考えられますが、今となって
は知るすべがありません。
遠い記憶の中の、父のうたったこの歌について、どなたかご存じの方がおられると
よろしいのですが。
(平成20年3月9日 長野県小諸市 自宅にて)
【なずな (Draba nemorasa)】
三弦の撥にたとえられるたくさんの実 大合奏ができそうです
(Photo. : 19 Dec.'05 長野県小諸市 南谷にて)
【猫 (Felis silvestris catus)】
いつものように、青の桟橋から颯爽と、氷上へ跳び降りたまではよかったのです
が、ボコッと氷が割れて、溺れそうになるとは思いもしませんでした。 お尻から自
慢の尾っぽの先までびしょ濡れです。
「 わぁ~ ネコが落っこちた!」 喜んだのは見ていた子供たちです。
(2 March 2008 長野県諏訪市 諏訪湖畔にて)
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