霧 氷
霧 氷 M. Sakurai 氏 撮影
ひどく冷え込んだその日、一枚のうつくしい霧氷の写真が届きました。
(27 January 2008 長野県小諸市 浅間山麓)
【蒼の浅間】
遠過ぎず 近過ぎず 浅間山が最も美しく見えるのは、信州・旧北御牧村、上八重原の集落です。 冬、蒼の世界がひろがります。
(27 January 2008 長野県東御市 上八重原にて)
【ヒヨドリ (Hypsipetes amaurotis)】
雪の日に、玄関の壺に投げ入れのツルウメモドキの赤い実をみんな食べてしまっ
たのは、ヒヨドリの仕業。
今朝も、ドウダンツツジの餌台に、すまし顔でやってきています。
(平成20年1月28日 長野県小諸市 自宅にて)
【銀河鉄道の夜】
すると、どこかで、ふしぎな声が、銀河ステーション、銀河ステーションと云ふ声がしたと思ふと、かくして置いた金剛石を、誰かがいきなりひっくりかへして、ばら撒いたといふ風に、眼の前がさあっと明るくなって、ジョパンニは、思はず何べんも眼を擦ってしまひました。
気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョパンニの乗ってゐる小さな列車が走りつづけてゐたのでした。 ほんたうにジョパンニは、夜の軽便鉄道の小さな黄いろの電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら座ってゐたのです。
宮沢賢治著 『銀河鉄道の夜』より
(Photo. : 26 January 2008 長野県小諸市 蒼山庵)
●こちらの記事もご覧下さい → ・・・ 雪やむ (宮沢賢治『雪わたり』)
【ブラチスラヴァ城】
かつてのハンガリー王国の首都・ブラチスラヴァ。 午後の晩い光りが射して
古い城塞の丘は、宗教画にも似た色合いを見せていた。
(17 Dec. 2007 スロヴァキア ブラチスラヴァ ドナウ河畔にて)
関連記事 → 中欧・冬の旅
【細 雪】
マサキの赤に降る雪は淡く細かな雪でした
(平成20年1月23日 長野県小諸市 自宅にて)
ものすごくひろい大地の中
ものすごくとおいところから
あなたをみつけたんだ
自分が生まれてきた意味が
わかったんだ
今を大切にしたい
あなたに会えてよかった
(24 January 2008 ルカ)
【八ヶ岳山麓】
私の山歩きは、この八ヶ岳山麓から始まりました。
赤岳、横岳、硫黄岳、キレット、天狗尾根、真教寺尾根、県界尾根、杣添尾根
念場ヶ原、野辺山原 … 懐かしい名が連なります。
(25 Jan. '06 長野県南佐久郡南牧村 野辺山にて)
【オナガガモ (Anas acuta)】
「 もしもし … 」 声をかけても、居眠りをつづけるカモたち。 安曇野の野鳥です。
(3 January 2008 長野県安曇野市 御宝田遊水池にて)
【らしからぬもの (Corvus monedula)】
肩を揺らしながら、よたよたと近づいてくる、鳥 … 。
イヌらしからぬ犬や、人らしからぬ人間というのは、時折、見かけたりもしますが、
” カラスらしからぬ、カラス ” というのは初めてです … 洒落者ですね。
(20 Dec.'07 Stadtpark Wien Austria)
和名 : ニシコクマルカラス ヨーロッパに広く分布
Eurasian jakdaw (学名 Corvus monedula)
【真鯛 (Pagrus major)】
スズキ目 タイ科 マダイ 学名は Pagrus major。 北海道以南の本州沿岸や、朝
鮮半島、中国大陸の沿岸部に分布。 とくに縁起のよい魚とされ、日本人にとって
は格別の意味をもった魚である。
魚市場や鮮魚コーナーなどで見かける見事なマダイ。 町の通りや縁日などに並
ぶ仲間もあり、こちらは別名 ” タイヤキ ” の名で親しまれている。
ほのぼのと温かく、 しあわせがやってくる、めでたい鯛である。
(平成20年1月13日 長野県佐久市 野沢町の通りで)
【 季 節 】
この時季、高原のこの辺りは冬枯れ一色と思いがちですが、注意して見ますと、
足下などに、方解石の結晶のような霜をまとった草の緑や、青いイヌノフグリの花
色があるのに気づきます。
過ぎた季節の名残りの色なのか … 待つ季節への想いなのか …
それは、見る人の心のままです。
(平成20年1月11日 長野県小諸市 美里にて)
【常念岳】
” … 私は 風となり 岩となって どこまでも歩きつづけた ” 古い山日記にそん
な記述があった。 遠い日の常念山行。
(3 January 2008 長野県 安曇野にて)
覆いかぶせればいいのか
何もかも隠す一色は
強いのか強くないか
悲しいのか悲しくないか
美しいのか美しいのか
(11 January 2008 ルカ)
元旦の ”読書の森” で
元旦早々 「読書の森」 で、たいへん楽しいお酒をごちそうに
なりました。
「読書の森」 のみなさん、どうもありがとうございました。
いま ” どくしょのもり ” に、ブリさんとコーさんという、ふたりのコウコウセイがホー
ムステイしています。 オースラリアからのこうかんりゅうがくせいです。 アルバイト
をしてりゅうがくひようをつくったという、ガンバリヤサン、それにオーストラリアたい
りくのおおらかさと、むすめさんらしいセンサイサをそなえた、それはそれはチャー
ミングなムスメサンたちです。 ここは、こうげんのサロンようなトコロですから、す
てきなデアイがたくさんあります。 日本のこと、日本じんのこと、日本のカゾクのこ
と、いっぱい いっぱいベンキョウしていってくださいね。
日本の高校生活、列車通学、東京、天体観測、美しい自然、雪、食べ物、着物、
初詣、あやとり、おぐら百人一首、おてだま、わらべうた等々、いろいろ体験しまし
た。明日は、読書の森の同い年の娘さんとスキーにいくのだそうです。
読書の森のYUさん家族、そしてYUさんちのジイジとバァバが、遠来の彼女たち
をやさしく見守っておりました。 茶房の外では雪が舞い始めていました。
蒼山庵内&蒼山庵
(平成20年1月1日 長野県小諸市 御牧ヶ原 「茶房・読書の森」 にて)
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