浅間山と小諸 ・ 島崎藤村
【 浅間山と小諸 ・ 島崎藤村 】
明治32年(1899年)早春 、小諸義塾に教師として赴任した島崎藤村は、後に小諸の風光を次のように回想している。 今も変わることのない風光、文学と歴史の街、小諸である。
実際私は小諸に行って、饑え渇いた旅人のやうに、山を望んだ朝から、あの白雪の残った遠い山々 ―― 浅間、牙歯のやうな山続き、陰影の多い谷谷、古い崩壊の跡、それから淡い煙のやうな山巓の雲の群れ、すべてそれらのものが朝の光を帯びて私の眼に映った時から、 私はもう以前の自分でないやうな気がした。
参考文献 : 小諸市 竹沢書店発行 林 勇 著 『 浅間山と千曲川と小諸 』
(写真 : 浅間山と小諸 平成19年11月 長野県小諸市 小諸大橋より)
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コメント
信州の北御牧生まれの九州の山バカ男です。百名山登頂に挑戦しています。福岡で40年事業をして来ましたので、郷里の浅間山と小諸の懐古園が懐かしい想いで写真を見せて貰いました。私のブログに借りたいのですが、ご許可の程をお願いします。
投稿: yamabakaotoko | 2009年11月11日 (水) 08:14
yamabakaotoko様
素敵なブログを拝見いたしました。 これからもちょくちょく訪問させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
小諸佐久地方に住んで40年あまり、お生れの北御牧をはじめとしこの地の風光
の素晴らしさを改めて思う昨今です (百名山は幾つ見えるか数えてみます)。
写真・記事などはどうぞご自由にお使いください。 私もうれしく思います。
蒼山庵 拝
投稿: 蒼山庵 | 2009年11月11日 (水) 12:46