« 四季の断想(十一月) | トップページ | 山里のけむり »

2007年11月 3日 (土)

梢いっぱいの空

07113img_3080

【梢いっぱいの空】
 上信越高原国立公園・浅間連峰
 ダケカンバは既に黄葉を落とし 梢いっぱいの空

                   (平成19年11月3日 長野県 小諸市 高峰高原)

足元には黄色のあったか
手の先には空色のあったか
体の中にはむずむずと
小さな小さな黄緑のあったか
これから訪れる
白の時の前に
 (4 November 2007 ルカ)

|

« 四季の断想(十一月) | トップページ | 山里のけむり »

コメント

足元には黄色のあったか
手の先には空色のあったか
体の中にはむずむずと
小さな小さな黄緑のあったか
これから訪れる
白の時の前に

投稿: | 2007年11月 4日 (日) 06:59

あ、すみません。無記名で送ってしまいました。

「梢いっぱいの空」
素敵な表現ですね。
霧に透かされた樹を背にしたエノコロ
輪郭くっきりと鮮やかな紅葉
風が創った浅間の雪模様
突き抜ける高い空・・・
連日の美しい風景に
ことばをなくして見入っています。
ありがとうございます。

投稿: ルカ | 2007年11月 4日 (日) 07:18

ルカ様
〈 ・・・これから訪れる 白の時の前に 〉
いつも感性ゆたかな良い詩をありがとうございます。 ◆文化の日の、快晴の山にはたくさんの方が登山に訪れておりました。 写真は標高1800m付近のダケカンバです。 シラカバとよく似ていますが、樹皮は薄い肌色で、シラカバよりさらに上の、森林限界(標高2700m前後)付近まで分布します。 厳しい自然に同化した強い樹木です。

投稿: 蒼山庵 | 2007年11月 4日 (日) 09:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 四季の断想(十一月) | トップページ | 山里のけむり »