蜘 蛛
【蜘 蛛】
森に霧がながれ、コロイドのような微粒子が細い糸を被ってしまったものだから、
巧妙に張られた、さしもの、網も、バレバレである。
網の主も姿を潜めたまま、出てこようとはしない。
(平成19年10月20日 長野県 小諸市 御牧ヶ原・農大の森にて)
重たいのは
濡れたからかも知れない
空はあんなに晴れているのに
風は気持ちよく吹きぬけるのに
雲は思い切りのびのびと走っているのに
わたしのこころがぶらさがっているのは
ヒトシズクの不安に浸されてしまったからかも知れない
( 24 October 2007 ルカ )
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コメント
重たいのは
濡れたからかも知れない
空はあんなに晴れているのに
風は気持ちよく吹きぬけるのに
雲は思い切りのびのびと走っているのに
わたしのこころがぶらさがっているのは
ヒトシズクの不安に浸されてしまったからかも知れない
投稿: ルカ | 2007年10月24日 (水) 06:53
おはようございます。
あ~!蒼山庵さんのお洒落な写真と文章!
そして、写真にピッタリのルカさんの<心の詩!>
今朝も又、感動しました!お二人に…有難うございます^^
投稿: ヨピ | 2007年10月24日 (水) 07:50
ヨピ様
標高700m、ただいまの外気温は11℃、すっかり寒くなりました。 そろそろ霜も降りるでしょう。 深い霧の朝が多くなります。
ヨピさんVSみやさんの、互いのバトルの仕掛け方には笑ってしまいます。 いつのまにか、私のブログも、お二人の格好の戦場になってきたようです。(笑)
投稿: 蒼山庵 | 2007年10月24日 (水) 08:24
正直言うと、とっても苦手がくもの巣なのですで、このお写真見て、うっと思ってしまったのですが、蒼山庵さんやルカさんの文章を読んでいくうちに、苦手なくもの巣が、抵抗なく見ることができ、逆によ~くみるようになりました。ありがとうございます。
蒼山庵さんの素敵なブログを、戦場にしてしまって、ちょっと反省してます。ね、ヨピさん?
投稿: みや | 2007年10月24日 (水) 11:14
御地はもう霜が・・・。
当地は岡山県南 和気町、なぜか県北並みの気温で寒い所として有名ですが、霜はまだ降りていません。
主人が蜘蛛好きで蜘蛛の巣をなかなか払ってくれません。お茶室が台無しです。
このお写真を主人に見せましたら、わっつきれいとびっくりしていました。
バックの木は常緑樹なのでしょうか、蜘蛛の巣が浮き上がって見えます。
投稿: so-ho | 2007年10月24日 (水) 17:47
みや様
苦手がひとつ減ったようでよかったですね! 蒼山庵めのブログも、たまには役に立つ・・・! ?
みやさん VS ヨピさん ・・・ 遠慮なさらずに おおいにどうぞ! ^ ^
こちら 「 SOZAN-ANブログ国 」 は小国ゆえ、とりあえず、永世中立国であることを宣言いたします (無事ですむかどうか・・・?)
投稿: 蒼山庵 | 2007年10月24日 (水) 19:50
SO-HO様
蜘蛛好きのお方というのもめずらしいですね。 茶室に密やかに蜘蛛 ・・・ なにか日本画の世界のような気もしてきます。
森の中の蜘蛛・・・ こちらは抽象絵画でしょうか。 現代アートの知人などがおりますので、SO-HOさんがブログに書かれた、坂田一夫についても調べてみようと思っております。
投稿: 蒼山庵 | 2007年10月24日 (水) 20:23
ルカ様
またまたすばらしい詩をありがとうございました。
ダリの絵を彷彿とさせるようなような詩とみました。
投稿: 蒼山庵 | 2007年10月24日 (水) 20:43
ダリの絵・・・
サルバトール・ダリ展を観たことがありますが、何となくこわかったような・・・
木の枝に寂しそうにぶらさがっていたふにゃっとした時計が、印象に残っています。
すみません。
自分の気分が重たかったもので、
朝からこんな重たいことばを書き込んでしまって。
出勤してから気になっていました。
今日もこちらも、気持ちのよい青空が高くつきぬけており、
暗くなれば14番目の月が美しく冴え。
乾けば透けていく蜘蛛の巣のように、
わたしの不安もまぎれてみえなくなりました。
蒼山庵さん。
いつも、ありがとうございます。
投稿: ルカ | 2007年10月24日 (水) 21:35
ルカ様
ダリの世界・・・ 分かるというよりは、魅かれてしまうようなところがあるんですね。
昨年10月のダリ回顧展はたいへんな人気でしたが、みなさんも概ね同じではと思われます。
投稿: 蒼山庵 | 2007年10月25日 (木) 00:01