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2007年6月

2007年6月30日 (土)

ほたる (Luciola cruciata)

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【ほたる (Luciola cruciata)】

 それは深い闇の奥底で  幼き日を照らしだすかのように明滅していた

                 (平成19年6月30日 長野県 小諸市 御牧ヶ原にて)

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2007年6月29日 (金)

夏 至

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【夏 至】

 日没・午後7時10分、 狼森の空に金色の光りがひろがり始めた。

             (Image photo.: 16 June 2007 長野県 小諸市 御牧ヶ原にて)

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2007年6月28日 (木)

フサスグリ (Ribes rubrum)

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【フサスグリ (Ribes rubrum)】

                        六月の宝石なりと 云ゐし人 あり

                       (平成19年6月28日 長野県 小諸市にて)

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2007年6月27日 (水)

ゲミュートリッヒ ペンション

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【ゲミュートリッヒ ペンション・飛騨の森】

 ドイツ人の好きな言葉に ” ヴォーンリッヒ(住み心地が良い) ” とか ” ゲミュートリッヒ(居心地が良い) ” というのがあり、ドイツの人々の生活の基調を示す言葉となっている。 (出典 新潮文庫 八木あき子著 ・ ドイツ婦人の家庭学)。

 ドイツ婦人の清潔・整頓・掃除好きは知られるところですが、ドイツを旅して、ぴかぴかに磨きあげられた窓や、住居の内外、町全体の清々しさに接しますと、かのドイツ婦人のなせる業かと改めて感心するのであります。 わが家にも、これに負けず劣らず、掃除魔のような御仁が一人おりまして、その徹底ぶりはたいしたものですが、先日、飛騨の旅でお世話になったペンションには随分と感心しておりました。
 そのペンションというのは、内外ともに隅々まで実に清潔に維持されていたのは勿論ですが、全体の調度から小物にいたるまで、さりげなく、そして見事に心配りされていて、”上質な時間がながれている ” といったふうな、実に心地よい空間を容つくっていたのでした。
 それは、もの静かなオーナー夫人の家庭の延長であるに違いなく、家庭婦人の美学といったものが感じとれるのでした。 初夏の旅の、深く美しい緑とともに印象に残るペンションでした。 この ” ゲミュートリッヒ  ペンション ”は 「 飛騨の森 」 といいます。 旅から帰って、家内の掃除魔ぶりにいっそう拍車がかかったのは云うまでもありません。

  (Photo. : 23 June 2007  岐阜県高山市 ペンション飛騨の森)

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2007年6月26日 (火)

合掌造りの村 (越中・五箇山)

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【合掌造りの村 (越中・五箇山)】
 山あいの静かな暮らしをつなぐ道。 大屋根のむこうで犬の声がしている。

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【集落の茶屋で】
 茶屋の若主人は快活で たえず動いている。 野菜の水くれを始めた。

(平成19年6月23日 富山県 南砺市 五箇山・菅沼合掌集落にて)

●こちらの記事もどうぞ → 旅のことば(飛騨)

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2007年6月25日 (月)

合掌造りの村 (白川郷)

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【合掌造りの村 (白川郷)】  
  観光のざわめきから離れるにつれて、山の深さや集落の容といったものが見え始めた。

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【合掌造りの家】  
 白川村 御母衣 : 重要文化財・旧遠山家民俗館

(平成19年6月23日 岐阜県 大野郡 白川村にて)

●こちらの記事もどうぞ → 越中・五箇山(合掌造りの村)

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2007年6月24日 (日)

飛騨を行く ・ 飛騨古川町

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【飛騨を行く ・ 飛騨古川町】       瀬戸川と土蔵家並

 昔気質が生きる町、飛騨古川町。 司馬遼太郎は飛騨紀行の中で、この町を次のように記しています。

 ともかくも古川町の町並には、みごとなほど気品と古格がある。 観光化されていないだけに、取りつくろわぬ容儀や表情、あるいは人格をさえ感じさせるのである。
          (出典: 朝日選書 703 司馬遼太郎 旅のことば)

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【古川町殿町 ・ すいれん】 軒先のつくばひに さりげなく睡蓮をうかべる町屋の粋

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【古川町本町 ・ 京染め店】 伝統技術に裏うちされた商いの確かな佇まい

          (平成19年6月22日 岐阜県 飛騨市 古川町にて)

●こちらの記事もどうぞ → 合掌造りの村(白川郷)

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2007年6月23日 (土)

飛騨を行く ・ 雨

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【飛騨を行く ・ 雨】

 飛騨古川は雨、 瀬戸川の通りを小学生のちいさな傘が通り過ぎていった。

 (平成19年6月22日 岐阜県 飛騨市 古川町にて)

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2007年6月22日 (金)

山の珈琲

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                       山の珈琲

                (16 June 2007 長野県 飯山市 茶屋池 原生ブナ林で)

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2007年6月21日 (木)

光 景

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【光 景】

  ほそく ながく のびやかに ・・・  人々のいとなみが造りだした、いわば人工の景観
 です。
              (June 2007  群馬県 吾妻郡 嬬恋村・高原キャベツ畑で)

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2007年6月20日 (水)

キジバト (Streptopelia orientalis)

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【キジバト (Streptopelia orientalis)】

 庭の栃ノ木で、ハトの声がしきりにしていたが、気がつくと巣ができていた。
 悪猫 ” ドラクロワ ” も 気がついたようだ。
 (家内とドラクロワの猫戦争がまた始まるぞ)

 (平成19年6月20日 長野県 小諸市 自宅にて)

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2007年6月19日 (火)

梅雨入り

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【梅雨入り】                   狼森から北アルプス・槍穂高連峰

 気象庁の発表では、14日に関東甲信越地方が梅雨入りしたと伝えているが、何
故か、すばらしいお天気続きである。  中・長期予報ともなれば予測難しか、最後
は丁半 ・・・  そんな人間臭さが感じられて実によい。 

 ―― 御牧ヶ原に見事な夕景がひろがっていた。

                   (June 2007 長野県 小諸市 御牧ヶ原 狼森にて)

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2007年6月18日 (月)

タニウツギ (Weigela hortensis)

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【タニウツギ (Weigela hortensis)】

 峠の道は 陽がたかく タニウツギの花が盛りだった

                   (16 June 2007 長野県 飯山市 関田峠への道で)

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2007年6月17日 (日)

ブナ林にて Ⅱ (Fagus erenata)

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【 Photo.1 ブナ林を行く 】
 たおやかな山嶺。 豪雪の地、北信濃・鍋倉山地、 「 母なる森 」 と呼ばれる
 茶屋池の原生ブナ林。  ゆたかな自然を育む 水源の森です。

          (平成19年6月16日 長野県 飯山市 茶屋池・ブナ自然林にて)

【 Photo.2 ブナ林にて 】07616__1157_2 

 ← 写真クリックで拡大

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2007年6月16日 (土)

ブナ林にてⅠ(Fagus crenata)

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【ブナ林にてⅠ(Fagus crenata)】

 信濃・越後国境の山、樹齢200年 巨木の森に 木精(こだま)響く.。

       (平成19年6月16日 長野県 飯山市 関田峠・茶屋池ブナ林コースで)

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2007年6月15日 (金)

真昼なり

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            真昼なり  Prelude a l'apres-midi d'un faune 

                   (June 2007 長野県 佐久市 長野牧場にて)

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2007年6月14日 (木)

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【 滝 】

 落差といい、水量といい、滝というには 随分と控えめではあるが、
 その清澄さは、見事というほかない。

(平成19年6月 群馬県 嬬恋村 上信越高原国立公園 鹿沢高原・たまだれの滝)

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2007年6月13日 (水)

狼森への道で

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【狼森への道で】

 午後の御牧ヶ原台地  ふしぎな静寂があたりをつつみ始めていた

                          (June 2007 長野県 小諸市 御牧ヶ原)

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2007年6月12日 (火)

くまさん (詩) 

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(出典:文渓堂 音読詩集2 [学習指導要領準拠] くまさん 詩人 まど・みちお)

 「 R子せんせい ぼくの きいて 」 歌うように暗唱したのは くまさんの詩
 「 あんしょう できちゃったM くんがいて  よかったね  M くん 」

 (平成19年6月9日 家族の話題の中から)

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2007年6月11日 (月)

白 鷺 (Egretta)

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【千曲川の谷にて】        群れないことの うつくしさ

                              (Summer '06 長野県 小諸市 )

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2007年6月10日 (日)

四季の断想 (六月)

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                                   四季の断想 (六月)         2007 Sozan-an 

                     (10 July 2007  長野県 小諸市 御牧ヶ原にて)

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2007年6月 9日 (土)

ヤマツツジ (Rhododendron)

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【ヤマツツジ (Rhododendron)】

 北八ヶ岳の裾野、八千穂高原。  緑雨の林にヤマツツジの赤き色映え。

        (平成19年6月9日 長野県 南佐久郡 佐久穂町 八千穂高原にて)

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2007年6月 8日 (金)

北国街道にて

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【北国街道にて】

 蕎麦屋の奥座敷から見る、格子で小さく仕切られた通りは、どこか洒落ていて大正浪漫といった趣きがある。 それが旧い家の赤屋根や通りに咲く花の色が硝子戸に映っているからだと分かったのは、通りの陽射しが急に明るく感じた時であった。

(平成19年5月29日 長野県東御市 北国街道海野宿にて)

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2007年6月 7日 (木)

牧草地にて

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                        青と緑の諧調   牧草地の初夏

                    (平成19年初夏 長野県 佐久市 長野牧場にて)

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2007年6月 6日 (水)

六月の雨 (Aesculus turbinata)

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【六月の雨 (Aesculus turbinata)】

 雨にぬれる葉 ・・・  葉にふりそそぐ雨

 むかし 庭隅にうえた栃の木  六月の雨

                             (平成19年6月6日 長野県 小諸市 自宅にて)

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2007年6月 5日 (火)

高原の初夏

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【高原の初夏】

 高原初夏、大門峠の方でホトトギスの声がしている。

(平成19年6月3日 長野県小県郡長和町 大門街道・姫木湖にて)

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2007年6月 4日 (月)

雷 神

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【雷 神】
 義母の追善法要があった。 方丈さまの法衣の肩で、俵屋宗達の ”あの雷神 ”が
大見得をきっていた。 深入禅定 見十方仏 ――  こころ細やかな反面、大層 お
おらかだった義母のことであるから、この可笑しくもまた畏敬の念を抱かせる雷神を
も、恰好の茶のみ相手にしてしまうに違いない (合掌)。
                                                                           ( 平成十九年 初夏 )

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2007年6月 3日 (日)

続々・緑響く

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【続々・緑響く】

 峠への道の途中に小さな池があって、初夏の緑をそのまま映していた。

                (平成19年6月3日 長野県 小県郡 長和町 大門にて)

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2007年6月 2日 (土)

渓谷にて

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【渓谷にて】

 浅間山溶岩台地に深く刻まれた谷、 渓谷の径はそこで行き止まりになっていた。

                       (6 June '06 群馬県 長野原町 浅間大滝)

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2007年6月 1日 (金)

六月はいっせいに花ひらく

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【六月はいっせいに花ひらく】

 「 六月はいっせいに花開く 」 という 古いミュージカルの曲がありました。
 この曲を好んで聴いたという訳でもないでしょうが、
 ライラック、アイリス、薔薇の花 …… ” 六月は西洋の花ひらく ” そんなイメージが、いつの間にか摺りこまれていました。

(9 May 2007 長野県 東御市で)

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