海の幸
【海の幸】
日本海の魚市場通り、 威勢のいい売り声が、遠く近く聞こえている。
魚をかかえ、いそいそと行きかう客、 店の軒にゆれる鮭。
(February 2007 新潟県 長岡市 寺泊の鮮魚市場にて)
【海の幸】
日本海の魚市場通り、 威勢のいい売り声が、遠く近く聞こえている。
魚をかかえ、いそいそと行きかう客、 店の軒にゆれる鮭。
(February 2007 新潟県 長岡市 寺泊の鮮魚市場にて)
【かすみ草 (Gypsophila elegans)】
白の気品 ・・・ 「ELEGANS」 という名のとおり、清楚な、大人の雰囲気をただよ
わせている。
(27 February 2007 長野県 小諸市 自宅にて)
【美しい月】
時折、定刻まで勤務先にいることがある。 「 すてきな三日月がでています!」 と
外出先から帰ってきた女性社員。 彼女を感動させた月は、新月から三日の正真
正銘の三日月 ―― 最も美しい月の形である。
(平成19年2月21日 長野県 小諸市にて)
【フォッサマグナの湖】
フォッサマグナの地殻変動によってできたという、その湖は、日本列島誕生の謎
を秘めて、ひっそりと静まりかえっていた。
(17 February 2007 長野県 大町市 青木湖 にて)
【北帰行】
安曇野を飛ぶ 白鳥の群れ ・・・
大気に水蒸気の匂いが感じられるようになると、北帰行は間もなくです。
(February 2007 長野県 安曇野市 明科 御宝田遊水池の白鳥)
(訂正 : 松本市明科は → 安曇野市明科でした)
【続・出雲崎にて】
海へのびる 「 夕凪の橋 」 若いカップルの姿
そも 誰が云いはじめたか ” 恋成就の橋 ”
北の海にウミネコの声がしている
(17 February 2007 新潟県 三島郡 出雲崎町 にて)
【越後 出雲崎にて】
良寛は、若い貞心尼に見守られて大往生をとげたという。 享年七十四歳、その傍らには未完の歌が残されていたという。
「ふる雪の ふる雪の 積むとはなしに その雪の そのゆきの ……」
越後 出雲崎、良寛堂のある漁師町は、冬にはめずらしく ゆったりとした波音がしていた。
(17 February 2007 新潟県三島郡 出雲崎町にて)
【白馬三山】 ― 白馬鑓ヶ岳と杓子岳 ―
仁科三湖から白馬村へでると、静かな森と湖の風景は一転してアルペンの風景にかわる。 白皚々、白馬三山が圧倒的な迫力でせまる。
夕暮れの遠見尾根で白馬三山を見たのは、はるか二十代の頃。 アーベンロートに染まる壮麗な山容に、この山は登らないでおこうと思った。 そんな山があってもいいと今でも思っている。
(平成19年2月17日 長野県 北安曇郡 白馬村にて)
尾崎喜八 『 峠 』 終章より
風は諏訪と佐久との西東から 遠い人生の哀歓を吹き上げて
まっさおな峠の空で合掌していた
(Image photo. 13 March 2001 長野県軽井沢町 信濃追分)
遠い人生の哀歓を歌う (シャンソン歌手 坂上百合子さん)
(平成19年2月11日 群馬県 渋川市 日本シャンソン館にて)
●Approved / 11 February 2007 Yuriko Sakagami
【紅梅 (Prunus mume)】
信州小諸、春の到来がそう遠くないことを想わせるのは、空の明るさくらいであるが
関東への峠を下ったそこには、もう紅梅が咲いている。
上州、安中市 秋間、養蚕の佇まいを残す農家の前 ―― 陽だまりの春。
●小諸から安中市までは40km足らずの距離であるが、標高差は碓氷峠をはさん
で500mを超える。 季節の差を一番感じるのは、梅が咲くこの時期である。
(平成19年2月11日 群馬県 安中市 秋間にて)
【日本シャンソン館にて】
シャンソニエが美しいラインを見せている
De musique en musique 歌から歌へ
「 芦野宏先生日本レコード大賞功労賞受賞記念コンサート 」 … 浅春の午後
(平成19年2月11日 群馬県 渋川市 日本シャンソン館にて)
このブログ内の、シャンソン記事はこちらをどうぞ → シャンソン(Chanson)
【街通りで】
ショーウインドーに映る 街通り ―― ここにあるのは あなたが忘れてしまっ
た遠い記憶 そしてまどろむような時のながれです
(平成19年2月10日 長野県 小諸市 本町 にて)
●関連記事 : 北国街道・小諸 (小諸市 本町)
【 冬晴れ 】
「 信州ですか…… 雪がたいへんでしょう 」 と、出先で訊かれることがよくある。 冬の信州といえば、大概の人は駅のポスターにあるような雪国を想いうかべるようであるが、信州の降雪は北アルプス、信越国境の山々など、本州脊梁山脈を境にはっきりと分かれる。
県北部の、JR飯山線の森宮野原付近では9mに近い気の遠くなるような積雪記録があるが、その一方、県の中部や南部では、脊梁山脈が盾となって晴天が続き、寒風だけが吹き抜けていく。
私が住む県中部・東端の高原台地は、内陸性気候の、降水量が全国で最も少ない地域といわれ、一冬の降雪も数えるほどである。 この地の冬の印象は、あっけらかんとした冬晴れの空である。
(Photo.:December 2001 長野県北佐久郡軽井沢町にて)
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