旧い街通りで ・ 巴紋
【旧い街通りで ・ 巴紋】
旧い街通りで見かけた 「 巴紋 」。 この紋は神紋として用いられ、また水の渦巻き文様に似ていることから、古くから ” 魔除け ” や ” 火難除け ” の 呪い(まじない)として屋根瓦や土蔵などに広く用いられたという。
紋瓦につもった雪 ―― その清浄さが、この紋にこめられた、自然や神への畏敬、祈りといった人々の情念をいっそう際立たせている。 紋瓦の軒下には美しい面格子があって、「 商人館 」 と書かれた看板が掛かっていた。 商家の今昔を伝える資料館であるという。
(平成19年1月14日 長野県小諸市荒町 北国街道にて)
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コメント
屋根瓦をみて、意匠が凝っていたり、綺麗だったりすると感心しましたが、人々のそんな祈り・願いがあるとは、知りませんでした。今度、街歩きをして屋根瓦を見たら、そんなことを心に留めて眺めてみます。
投稿: なずな | 2007年1月27日 (土) 15:24
なずな様 こんばんは ◆安寧を願う心は今も昔も変わりないようです。 先人たちの祈りのかたち・・・、暮らしの中で見つけてみましょう。
投稿: 蒼山庵 | 2007年1月27日 (土) 20:02