教会のある風景 ・ 軽井沢
【教会のある風景 ・ 軽井沢】 画像クリック(拡大)
林の中に立つ 小さな教会の尖塔
大気は深く澄んで 夕べの鐘がなり響く
(5 January 2004 長野県軽井沢町 日本キリスト教団・軽井沢南教会)
●こちらもご覧ください → 教会のある風景(長野県上田市)
【教会のある風景 ・ 軽井沢】 画像クリック(拡大)
林の中に立つ 小さな教会の尖塔
大気は深く澄んで 夕べの鐘がなり響く
(5 January 2004 長野県軽井沢町 日本キリスト教団・軽井沢南教会)
●こちらもご覧ください → 教会のある風景(長野県上田市)
【木のある風景 ・ クルミ (Juglans spp.)】
丘の上で、おおきく枝をひろげるクルミの木 ―― 物語の朗読が聞こえてきそうな
「 御牧ヶ原の木のある風景 」です。
(平成19年1月27日 長野県 小諸市 御牧ヶ原にて)
【スズメ (Passer montanus) と メジロ (Zosterops japonicus)】
日差しが、ひと際あかるく感じるのは、春待つ心のせいでしょうか。
窓の外の林檎の切り株で、スズメとメジロが、何かお喋りをしています。
(平成19年1月27日 長野県小諸市 自宅窓にて)
【旧い街通りで ・ 巴紋】
旧い街通りで見かけた 「 巴紋 」。 この紋は神紋として用いられ、また水の渦巻き文様に似ていることから、古くから ” 魔除け ” や ” 火難除け ” の 呪い(まじない)として屋根瓦や土蔵などに広く用いられたという。
紋瓦につもった雪 ―― その清浄さが、この紋にこめられた、自然や神への畏敬、祈りといった人々の情念をいっそう際立たせている。 紋瓦の軒下には美しい面格子があって、「 商人館 」 と書かれた看板が掛かっていた。 商家の今昔を伝える資料館であるという。
(平成19年1月14日 長野県小諸市荒町 北国街道にて)
【冬のハリエンジュ (Robinia pseudo-akasia)】
カラマツ並木へ続く道、 一本の老いたハリエンジュが深い木肌をみせていた。
(January 2007 長野県 佐久市 長野牧場にて)
館内ポスター 白馬の森 (部分)
ここに来て いつも感じるのは ひとりの画家の深く澄んだ眼差しです
(平成19年1月20日 長野県信濃美術館 ・ 東山魁夷館 「冬の旅」 展にて)
【 山の動物事情 】
「カモシカを見た!」 「熊出没 注意!」 「猿がいた!」 …… 等々、 近頃、我々のことが巷で話題になっているようだ。 気候のせいだとか、山の開発が進み動物が棲めなくなったからだと言う御仁もおるが、とんだ見当違いというものである。
かつて人間たちは、我々が住む山上高くまで上がってきて、畑を耕し、山仕事に精をだしておった。 賢明な我々は、そんな人間たちに敬意を表し、その辺り一帯を人間の領分と認めて、住み分けていたのである。
ところが、である。 いつの頃からか人間たちの姿が見えなくなっていった。 山は荒れ放題だ。 山の畑は葛や雑木が生い茂り形すら分からなくなった。 そして遂に、人間を一度も見たことがないという仲間まで出てきた。
そんなわけで、1997年、高峰山で開いた 「浅間連峰山岳鳥獣サミット」 で 「我々の領分は天空から山裾まで、人間たちの領分はそれ以下」 と決めて宣言したのである。 まぁ~ 自然の摂理に叶った順当な判断というべきであろう。
時折、人間たちの生態を観察しに行くのだが、その棲息数にはびっくりする。 しばしば姿を見られてしまい、姦しい人間たちの恰好の話題になってしまうのである。 この間などはデジカメとやらを向ける人間がおったので、思わずポーズをしてしまった。
新たな領分は実に快適である。 食糧も豊富だ。 仲間は次々と数を増やした。 皆生きいきと暮らしている。 思うに 「獣も 人も 天地の虫」、我々動物世界も人間世界も 共に平和であって欲しいと願う、今日この頃である。
(1 May 2001 長野県上田市 須川集落にて)
【大師湯 (別所温泉)】
信州・別所温泉―― この温泉の近くで育ちましたから、共同浴場には随分お世話になりました。 円仁慈覚大師に因むという 「大師湯」 は、やや温るめのやわらかな泉質で、父が特に好んだ湯でありました。 この地の子供たちは、湯に入り、大人達の話しに、世の中の仕きたりや、ものの見方・考え方と云ったものを自然に学んでいったのでした。
(平成19年1月4日 長野県 上田市 別所温泉・大師湯にて)
【信州・塩田平】
信州に却回し 塩田に館す 乃ち信州の学海なり
凡そ経論に渉るの学者 簦を担ひ 笈を負ひ
遠方より来つて皆至る 師その席に趨り 虚日なし
(無関普門禅師 塔銘の一節)
信州・塩田平 ―― 古くは鎌倉仏教文化が華ひらき、「信州の学海」 と称されたという。 別所のいで湯、そして山懐に古寺を訪ね 安寧を願う人々、 三重塔の先に初冬の塩田平が広がっている。 穏やかな故郷、山あいに聞こえる勤行の声。
(4 December 2006 長野県上田市 塩田平・独股山前山寺にて)
【山の温泉】
「若いひとは 足が速いねぇ」 有乳湯(共同浴場)への石畳の坂を休みやすみ上がってきたおばあさん。 この温泉の集落に嫁いで六十年近くになると言う。
東信濃の山懐に抱かれた田沢温泉 ―― 明治時代に建てられたという大きな木造の旅館が、島崎藤村の 『千曲川のスケッチ』 に描かれた当時の佇まいを、今に伝えている。
(平成19年1月4日 長野県 小県郡 青木村 田沢温泉にて)
新春いけばな Ritsuko(長男・嫁)作
新年あけましておめでとうございます
みなさまにとりまして この一年がすばらしい年でありますようお祈りいたします
本年も どうぞよろしくお願いいたします
平成19年 元旦 蒼山庵
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