【絹雲 (Cirrus)】
絹雲は最上層の雲で、上空5000から13000mという。 秋も終わりに近づくと、ぼつぼつ冬の季節風が吹き始めるが、日本列島の上空では、それよりも前に、強い偏西風、ジェットストリームが連日吹きまくるようになる。 その存在を知らせるのは、このジェット気流に乗ってきた絹雲である。 雲粒はすべて氷の結晶で、純白の薄絹のような色を持って、かなりのスピードで西から東へ流れていく。
この雲が見られるようになると、まもなく日本列島には本格的な冬がやってくる。
(November 2004 長野県 軽井沢町にて)
●参考文献 : 雲 その生態と天気予報 (昭和43年 山と渓谷社)
コメント
こんばんは。
今日も綺麗な写真に暫くうっとり・・・。じっと見ているとベールのような絹雲が流れているように見えてきました。11月に入ったというのに暖かい一日でしたが間違いなく冬に近付いているのですね。
昨日の朱に紅葉したつたとチャコールグレーの板壁もおしゃれですね。
投稿: ヨピ | 2006年11月 1日 (水) 23:19
ヨピ様
いつもの年ですと、霜が降りたり、浅間山に冠雪があったりするのですが
今年は随分遅れています。 冬は一気にやって来そうです。
投稿: 蒼山庵 | 2006年11月 2日 (木) 07:56