【湯の道観音】 画像クリック 拡大)
長野県東部町(現・東御市)の祢津から、地蔵峠(1723m)を越えて旧鹿沢温泉に至る三里の道は 「湯の道」 と呼ばれ、古くは湯治の道でありました。 人々は、道筋に一番から百番の百体の観音像を安置し、道行きの安全と家族のしあわせを願い、道しるべとしてきました。
写真は、奈良原集落近くの 「二十二番 千手観音」 です。 素朴な彫りの御手が 「かに」 のように見えることから、「かに観音」 と呼ばれ親しまれています。 今日も道行く子供たちを、人々をやさしく見守っています。
(14 July 2001 長野県小県郡東部町 : 現・東御市)
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