鉄平石
【鉄平石】
家を建てる時に、佐久地方の天然素材をと、大工さんと相談して使ったのが、
鉄平石 (写真) です。
この薄い板状の石は安山岩の一種で、太古、八ヶ岳火山群の噴出した溶岩が
冷えて固まる際に、微妙な冷却条件によって20mm前後の厚さに規則正しくひび
割れしたものといわれています。
南佐久の余地、北佐久の望月、諏訪の霧ケ峰などで採石され、古くから屋根材
や敷石、石壁などに利用されてきました。 落ちついた品のある風合は、天然なら
ではのなかなか良い素材といえます。 八ヶ岳生成期のものというのも、何かうれ
しい気がします。
(平成18年4月4日 蒼山庵)
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