続・見返りの塔
雪の大法寺・国宝三重塔 (長野県青木村)
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大法寺は、大宝元年(701年)創立(寺伝)と伝えられる古刹です。 雪降りしきる中を観音堂にお参りをする若者の姿がありました。 お堂には 「十一面観世音菩薩(重文・藤原時代)」 が秘められています。 観音堂の上方に立つ 「国宝・三重塔」 は正慶二年(1333年)の建立で、純和様の優美な姿は 「見返りの塔」 として参詣者に感動をあたえています。
1333年といえば鎌倉幕府滅亡の年でもあります。 この地を治めていた幕府直系の塩田北条氏も鎌倉へ馳せ参じて一族とともに滅び去っています。
―― 諸行無常、昔語りをするかのように雪が降り続いておりました。
(平成18年1月3日 長野県小県郡青木村当郷)
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