コスモス街道・内山峠
上信国境の内山峠(1100m)は、古くは佐久の米と酒、関東からはタバコ、茶、雑貨などが運ばれた交易の峠でありました。 江戸・明治の中央の文化や情報もまた荷駄とともにこの峠を越えて佐久地方に伝えられました。
明治中期、信越本線が開通するとこの峠は時流から次第に取り残されていきましたが、昭和50年代、車社会に呼応して開削されたトンネルと新道によって主要道・国道254号線として蘇りました。
秋、佐久市街から峠への約8Kmの道筋は、地元の人たちが丹精をこめたコスモスが見事な花の道となって続き 「コスモス街道」 の名で親しまれています。
山里にゆれるコスモスの花 ―― コスモスはメキシコ原産で、文明開化の頃にヨーロッパから伝わったと云われています。「信州へはこの峠を越えて伝えられたのかも知れない」 そんなふうに思えてきます。
(September 2002 長野県佐久市 内山)
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コメント
内山・コスモス街道について記事にしてくださってうれしいです♪
ありがとうございます。
画像ごと、私のサイトで紹介させてくださいね*
投稿: ユっぴー・コスモス | 2006年1月13日 (金) 04:15