【浅間山】 ―― それはいつも膨大な容積で、独占的な形で、曝け出しの肌で、そして頂にはいつも薄い煙を吐いていた。 汽車の窓からこんなに眼近く、高く、大きく、秘密なげに仰がれる山は、他に例がない。
(深田久弥著 日本百名山 43 浅間山より)
写真は、しなの鉄道(旧JR信越本線)の「信濃追分駅」付近からの浅間山です。 約2万年~1万年前に活動したといわれる「仏岩火山」の、火口とその崩落の様子が見てとれます。端整な姿に秘めた、火山の驚異を感じさせる光景です。
(平成15年10月 長野県軽井沢町追分原)
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