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2013年2月17日 (日)

画文集

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 中尾彰(1904-1994)画文集 『蓼科の花束』 より       画像クリック(拡大)

  林や薮や、萱草原が緑になると、花木の花が咲きはじめる。 まず、やまなし
  と、こなしの花。 とりわけこなしは高原の到るところに咲いて、満目若緑の中
  にほかりほかりとその白い花があるのは、みずみずしく明るい。
  私は、野草深訪の散歩を止めて、絵具箱をかついで、こなし咲く丘や谷へ写生
  に出かける。 八ヶ岳の山襞にまだ残雪が光り、まことに清潔な春の高原風景
  が展開する。

 自然への憧憬―― この画文集を購入したのは30年以上も前のことである。
 先日、近くの美術館の企画展 「私の愛する一点展」 の中に、この画家の作品を
 発見した。 一度は観てみたいと思ってから、随分と時が流れたものである。

                      (17 February 2013 長野県小諸市 自宅にて)

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コメント

中尾彰さんの詩は初めて読みました。
絵と同じでふんわりとした温かさを感じます。いいですね。

紹介して下さってありがとうございます。

投稿: ゆーこ | 2013年2月21日 (木) 12:58

ゆーこ様
思いがけず、中尾彰の作品に出あえてうれしかったです。
「私の愛する一点展」 よい企画ですねぇ~
ありがとうございました。

明日もよい一日でありますようにshinecherry

投稿: 蒼山庵 | 2013年2月21日 (木) 22:10

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