四季の断想(二月)
四季の断想(二月) スバル煌めく
(29 February 2008 長野県小諸市 蒼山庵)
【ふしぎなバス】
運転席に、山猫の尖がった耳と緑色のまん丸の眼をみたような気がしました。
丘は、ススキがサヤサヤゆれるばかりで、道などある筈はないのですが、時折、
日暮れの光りの中を、全速力で西の方角へ走り抜けて行くバスを見かけることが
あります。
(Photo.: 2.Nov.'05 長野県東御市 御牧ヶ原 南部)
【続 ウォーキング】
Tドクターの言では、私の歩き方というのは道草のようなもので、ウォーキングなど
とはとても言えないそうです。 まぁ~ このような魅惑的な風光の中を歩くのですか
ら無理からぬことですが、それにしても、格好がつきませぬから、精神を解き放つ
ためのウォーキング … そんなふうに呼ぶことにしました。
(February 2008 長野県佐久市 長野牧場にて)
【雉 (Phasianus versicolor)】
冬の間、たくさんの野鳥が家の周りにきていた。 大きな雉が、高さ十尺ほどの
マサキの生垣を栖にしていて、時々大きな声で鳴いては家内を驚かせていた。
明るさを増した雪解けの陽ざし、窓の外に雉がきている。 季節は二十四節気
の雨水である。
(平成20年2月20日 長野県小諸市 自宅にて)
【享保雛】
娘をおもう親の心は昔も今もかわりません。 信州小諸・本町の通り … いとも
やさしい、江戸期のお雛さまが飾られておりました。
旧い商家が並ぶ通りでは、まもなく お人形めぐり(お雛さま展)が始まります。
(平成20年2月17日 長野県小諸市 本町にて)
【小さなおきゃくさん】
茶房にひろがるほほ笑み。 Komusumeさん 高二 17才、 ふもとの街から4才の
Momoちゃんがやってきました。
(平成20年2月16日 長野県小諸市 御牧ヶ原 茶房「読書の森」にて)
【北へ帰る】 ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus)
白鳥のシベリア大陸への北帰行が始まったという。
そういえば、毎朝、庭に来ていたジョウビタキも姿を見せなくなった。
(Photo.: 10 February 2008 長野県小諸市 自宅にて)
帰るの もう行くの
ここにいてはくれないの
そのいとおしい瞳は
わたしの向こうの
どんな遠くをみつめているの
さみしいのに さみしいのに
ずうっとおんなじではいられないの
(18 February 2008 ルカ)
【春遠からじ】 カルガモ(Anas poecilorhyncha)
蓮の枯れ茎が広がる水辺の明るさ
春遠からじ そんな光景がひろがっておりました
(平成20年2月16日 長野県上田市 塩田平・手塚池にて)
【長野牧場と浅間山】
先日、浅間山が最も美しくみえる場所について記事をアップしましたが、この山に
は人それぞれに格別の思いがあるようです。
写真は、長野牧場近くに住む義妹が一番好きという端整な浅間の姿です。
(Photo.: 2 Jan. '05 長野県佐久市 長野牧場にて)
【ヤドリギの実 (Viscum album)】
黄いろの宝石というのは、あるのかどうかは知りませんが、それは冬の白樺の枝
先で輝いていたのでした。
(11 February 2008 長野県北佐久郡 御代田町 ウヰスキー蒸留所にて)
【真鍮の器】
のびやかな曲線、丸蓋の裏にかすかに読める 「 廣東 十八甫 馬 具白玦 」 の
刻字。 古い中国の水煙草の喫煙具というその器は、流転の色を真鍮の肌にしみ
こませて茶房の隅で鈍く光っていた。
(平成20年2月10日 長野県小諸市 御牧ヶ原 茶房 「 読書の森 」 にて)
【雪の街通りにて】
今年は雪の日がずいぶん多いように感じます。 埼玉のYopiさんから関東地方
も今夜から雪模様とのコメントがありました。
午後、北国街道・小諸本町の商家の通りに静かに雪が降りはじめました。
(平成20年2月9日 長野県小諸市 本町)
【小海線・冬】
気温-7℃、先日の雪がまだ融けずに残っている。
9:08発 小諸行 のハイブリッド列車がレール音を響かせて無人駅に入って
きた。
(平成20年2月6日 長野県小諸市 JR小海線・三岡駅付近で)
【ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus)】
昨日は終日 雪、 今日の最低気温は-8℃であったというから、立春とはまさに
名のみである。 東信州に春の気配を感じるのは、庭に見慣れた ”ジョウビタキ”
がシベリアの大地へ帰ってからである。
(平成20年2月4日 長野県小諸市 自宅にて)
【日 没】
立春まじかの雪の牧場 静寂だけが辺りを支配しています
(January '05 長野県佐久市 長野牧場にて)
草たちは
自分の全部で感じている
動かない冷たさの上を
撫でていく薄紅
ゆっくりと沁みこんでくる
キボウという名の一滴
(3 February 2008 ルカ)
【北斗七星】
午前零時、煌きを増した北斗七星が、屋根いっぱいにかかります。
別名 ” ひしゃく星 ”、 人びとの願いを汲む ” 柄杓 ” なのかもしれません。
I wish I may
I wish I might
Have this wish
I wish tonight
「読書の森」にホームステイしていたオーストラリアの女子高校生がくちずさ
んでいた ” 星に願いを ” です。
(1 February 2008 長野県小諸市 自宅にて)
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