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2007年9月20日 (木)

赤絵大皿

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【赤絵大皿】

 生家を修復するとのことで、夏以降、兄夫婦が帰省しては片付けをしている。 私も時々手伝いに行っている。 兄は 「 歴史だけはある家だから お宝なんぞが出てくるのでは … 」 などと云っていたが、 まぁ~ 信州の、それも山村の小さな集落のことだから期待薄であろうと云っておいた。
 それでも何回目かの片付けを進めるうちに、納戸の奥の方から数多くの御膳や器などが出てきた。 なかには三、四十 揃ったものもある。 煤けた、江戸時代の調達年号を記した箱に収納されているものもあった。 それらは、けして上等なものではないが、振舞い用として農家のつつましい暮らしの中から少しずつ取り揃えていったものに違いなかった。
 保存のために整理をするなかで一枚の大皿を記念に貰うことにした。 比較的新しい時代のものと思われるが、その赤絵からして、おそらくは婚礼などの祝い振舞いに用いられたものであろうと思われた。 遠い昔に想いを馳せるとき 今に至る譜系こそがこの家の宝であろうと思った。

 (平成19年9月20日)

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コメント

代々お祝いの席で使われてきた赤絵の大皿、立派ですね☆
お宝、きっと沢山あるのでは…?箱も大切だそうですよ。
三、四十そろった御膳や器・・・
<お台所では、どんなに忙しく立ち働いておられたのでしょう?>
主婦の私は、沢山の食器の数に、それも気になります。

投稿: ヨピ | 2007年9月21日 (金) 21:18

ヨピ様
 かつて冠婚葬祭はすべて自宅で行なっていましたから、そのための御膳や器類はどの家でも揃えていたようです。 
 生家にあったものも上等なものではありませんが、代々の先祖が苦労して取り揃えたもので、少し大げさですが、生家の当時の生活文化といったものも伝わってきます。
 いずれにせよ、先祖が大切にした品々でありますのでしっかり保存すると、兄が申しておりました。 遠い先祖を身近に感じる経験でありました。

投稿: 蒼山庵 | 2007年9月21日 (金) 23:37

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