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2006年4月27日 (木)

野倉の夫婦道祖神

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    初代説明板   (クリックで拡大)   二代目説明板

【野倉の夫婦道祖神 (めおと道祖神)】
 塩田平の昔の姿は……  信州の鎌倉とよばれる塩田平の郷土史研究は、学校の先生方を中心に昭和二十年代から急速に進んだと云われています。
 私の父もその一人でした。 郷土を記す古文書が極めて少ないことから、神社、寺院、集落などに残る石造物の造立年代、様式、由緒、謂れなどを調べることで、その集落の成立や変遷を推定するといった手法をとっていたようです。
 小学生だった私は、そんな父の調査によくお供をしたものでした。 野倉の夫婦道祖神もその一つでした。 当時は集落の外は知る人もなく、草叢に静かに祀られていたのを覚えています。
 写真の初代説明板は後年、野倉集落からの依頼で、父が自ら筆を執ったものです(昭和52年)。 歳月がながれて現在は二代目になっていますが、改めて読んでみますと、民俗的な視点で書かれた、なかなか味のある文章だと思えてきます。 説明板の裏には、ありがたいことに当時の大工さん、集落の工事委員さんと並んで、編集人として父の名が記されていました。
 集落の人の話しでは、今では四季をとおして随分たくさんの方が訪れるとのことです。 四月、女神岳に抱かれた夫婦道祖神の里は桜が満開で、遠く、残雪に輝く美ヶ原が見えておりました。

 (平成18年4月26日 長野県上田市 野倉)

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