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2005年10月28日 (金)

シャンソン

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【シャンソン】

 シャンソンを聴き始めたのはいくつ頃だったのか、はっきりとは覚えていない。 「 あなたがシャンソンを聴くようになったのは、結婚してから……」 と家内。  「 二十の頃には聴いていた……」 と言葉を返すものの、まるで信用がない。
 そういえば、当時のレコード盤が何処かにあった筈と探してみたのだが、出てきたのは何故か家内のものばかりであった。

 七月、日本シャンソン館で 「パリ祭コンサート」 があった。
 館長の芦野先生ご夫妻はますますお元気であるし、若いスタッフの皆さんもいつものように爽やかだ。 中庭のカフェテラスで渡辺美和子さんが演奏していた。 パリの地下鉄駅で聴いたシャンソンに魅せられて、この道に入ったというアコーディオン奏者である。 おさえのよく効いた調べが語るかのようにながれている。
 思えば、こうしてコンサートの場にいるのも、どうやら家内のおかげのようである。 仕事にかまけているうちに、知らず知らずに多くの面で彼女のペースに上手にのせられてきた―― そんな感がないでもない。

 結婚三十年、人生の哀歓をうたうシャンソンとの付き合いは四十年近くになる。

 (13 July 2002  群馬県渋川市  日本シャンソン館にて)

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